北海道三笠市には、かつて鉄道が走っていた歴史を今に伝える公園があります。
クロフォード公園です。
ここは、かつての三笠駅(旧幌内太駅)周辺を利用して整備された公園で、昔の駅の面影を残す跨線橋や、特急「おおぞら」などの鉄道車両が保存されています。
今回、街角タイムス北海道取材部では、実際にクロフォード公園を訪れ、園内を歩いて取材しました。
広い駐車場から公園に入り、保存車両や跨線橋、野外ステージを見学。さらに園内の丘にも登り、公園全体を見下ろす写真を撮影しました。
この記事では、現地で見てきたクロフォード公園の様子を、写真とともに詳しくお伝えします。
【画像挿入①:クロフォード公園の丘から見下ろした全景】
- alt:三笠市クロフォード公園の丘から見下ろす特急おおぞらの保存車両と野外ステージ
- キャプション:丘の上から見たクロフォード公園。保存車両や野外ステージ、芝生広場が見渡せます。
- 撮影:街角タイムス北海道取材部
- クロフォード公園とは?旧三笠駅の跡地を利用した鉄道の公園
- クロフォード公園に実際に行ってみた
- 見どころ① 特急「おおぞら」の保存車両
- 見どころ② DD51形ディーゼル機関車と貨車
- 見どころ③ 旧三笠駅の面影を残す跨線橋
- 見どころ④ 昔の鉄道車両を近くで見られる
- 見どころ⑤ 野外ステージと広い芝生広場
- 見どころ⑥ 公園の丘に登ってみた!上から眺める特急おおぞら
- 旧幌内太駅舎と三笠トロッコ鉄道
- クロフォード公園の駐車場・トイレ・アクセス
- クロフォード公園はどれくらいの時間で見学できる?
- 三笠の鉄道や炭鉱の歴史をもっと知りたい方へ
- クロフォード公園のよくある質問(FAQ)
- まとめ|クロフォード公園は三笠の鉄道の歴史と自然を楽しめる場所
クロフォード公園とは?旧三笠駅の跡地を利用した鉄道の公園
クロフォード公園は、北海道三笠市本町にある、鉄道の歴史を感じられる公園です。
かつてこの場所には、北海道の石炭産業を支えた鉄道の駅がありました。
1882年(明治15年)に開通した幌内鉄道の駅「幌内太駅」です。
幌内鉄道は、幌内炭鉱で採掘された石炭を運ぶために建設された鉄道でした。
その後、1889年(明治22年)には幾春別方面への鉄道も開通し、幌内太駅は幌内方面と幾春別方面を結ぶ分岐駅として重要な役割を担いました。
1944年(昭和19年)には駅名が三笠駅に変更されています。
鉄道が廃止された後、旧三笠駅周辺は公園として整備され、1990年(平成2年)にクロフォード公園が誕生しました。
公園の名前は、北海道の鉄道建設に携わったアメリカ人鉄道技師、ジョセフ・ユーリー・クロフォードに由来します。
現在は、三笠鉄道村の「三笠ゾーン」として、鉄道の歴史を伝える場所になっています。
クロフォード公園に実際に行ってみた
広い駐車場から取材スタート
今回の取材は車で訪れました。
現地に到着してまず印象的だったのが、広い駐車場です。
取材時は駐車場を通常どおり利用することができ、そこから徒歩で園内を見学しました。
駐車場の近くには、白い窓枠が印象的な黒い建物が見えます。
この建物は、かつての幌内太駅舎の面影を再現した施設です。
周囲には木々が広がり、一般的な駅前とは違う、ゆったりとした景色が広がっていました。
三笠ジオパークの案内板も設置されている
園内には、三笠ジオパークのジオサイト案内板があります。
今回撮影した案内板には「C-07 クロフォード公園(旧三笠駅)」と書かれていました。
この案内板では、旧三笠駅の歴史や、石炭輸送と鉄道との関係が紹介されています。
ただ鉄道車両を見るだけでなく、案内板を読んでから散策すると、この場所がかつて重要な駅だったことをより深く理解できます。

撮影:街角タイムス北海道取材部2026年10月撮影
見どころ① 特急「おおぞら」の保存車両
クロフォード公園を代表する見どころの一つが、特急「おおぞら」の保存車両です。
園内にはクリーム色と赤色の塗装が特徴的な、かつて北海道で活躍した特急列車が展示されています。
実際に近くまで歩いてみると、複数の車両が連なっている様子がよくわかります。
車体には長い年月を経た跡も見られますが、北海道の鉄道を支えてきた車両が、今もこうして残されていることに歴史の重みを感じました。
展示されているのは、キハ82形を含む特急「おおぞら」の編成です。
鉄道ファンはもちろん、昔の北海道の列車を知っている人にとっても、懐かしい景色ではないでしょうか。
【画像挿入④:特急おおぞらの編成を横から撮影した写真】

- alt:三笠市クロフォード公園に保存されている国鉄特急おおぞらの編成
- キャプション:クロフォード公園に展示されている特急「おおぞら」。複数の車両が連なっています。
- 撮影:街角タイムス北海道取材部
先頭車両まで歩いてみた
線路沿いを歩き、先頭車両も撮影しました。
正面から見ると、丸みを帯びた車体の形や、窓の配置がよくわかります。
現在の列車とは異なるデザインに、昭和の鉄道らしさを感じます。
公園内で、これほど大きな実物の鉄道車両を間近に見られるのは、クロフォード公園ならではの魅力です。

見どころ② DD51形ディーゼル機関車と貨車
特急「おおぞら」のほかにも、クロフォード公園には鉄道車両が展示されています。
今回の取材では、赤色のディーゼル機関車と、その後ろに連なる貨車を撮影しました。
機関車はDD51 548号機です。
かつての駅のホームや跨線橋とともに車両が残されているため、現役時代の鉄道風景を想像することができます。
車両だけを展示した場所とは異なり、駅の設備と一緒に見学できるのが印象的でした。

見どころ③ 旧三笠駅の面影を残す跨線橋
クロフォード公園を歩いていて、特に印象に残ったのが跨線橋です。
跨線橋とは、駅の線路をまたいでホームとホームを行き来するための橋のことです。
クロフォード公園には、旧三笠駅の時代を思い出させる跨線橋が残されています。
今回の取材では、跨線橋へ続く階段も撮影しました。
木材を使用した階段や、両側に並ぶ窓からは、昔の駅の雰囲気が感じられます。

跨線橋から線路と車両を見下ろす
跨線橋から見下ろすと、地上とは違う角度で保存車両を見ることができます。
今回も窓越しに、機関車や貨車、線路、周囲の公園を撮影しました。
列車を上から見られることで、車両が駅に停車していた頃の雰囲気を想像できます。
車両を近くから見るだけでなく、跨線橋から眺める景色も、ぜひ注目してほしいポイントです。

見どころ④ 昔の鉄道車両を近くで見られる
園内をさらに歩くと、黒い鉄道車両も展示されていました。
今回撮影した車両の側面には「ヨ8006」と記されています。
こちらは、貨物列車などに連結されていた車掌車です。
特急列車やディーゼル機関車とは違う、貨物輸送の時代を感じさせる車両です。
こうした車両を順番に見ていくと、三笠の鉄道が石炭輸送だけでなく、さまざまな鉄道の歴史と関わってきたことを感じます。

見どころ⑤ 野外ステージと広い芝生広場
クロフォード公園は、鉄道車両だけを見る場所ではありません。
園内には、広い芝生広場や野外ステージも整備されています。
今回訪れたときには、屋根のある野外ステージを撮影しました。
赤レンガ調の柱と大きな屋根が特徴的で、周囲には広々とした芝生が広がっています。
三笠市によると、この野外ステージはコンサートなどの催しにも利用できる施設です。
ただし、イベントなどでステージを使用する場合は事前の許可が必要となります。

見どころ⑥ 公園の丘に登ってみた!上から眺める特急おおぞら
今回の取材では、園内にある丘にも登りました。
芝生の斜面には階段が設けられており、そこを歩いて上がっていきます。
地上から見ると大きな特急列車も、少し高い場所から眺めると、公園全体の風景の一部になります。
今回の取材で、特に写真を撮っておいてよかったと感じた場所の一つです。

園内の展望台には休憩できる場所もある
今回の散策では、屋根のある休憩スペースも確認しました。展望台にあります。
保存車両を見て回るだけでなく、こうした場所で少し休みながら公園の景色を楽しめるのも魅力です。

撮影:街角タイムス北海道取材部2026年10月撮影
丘の上から野外ステージと保存車両を撮影
丘の上まで登ると、野外ステージや保存車両、芝生広場を一緒に見渡すことができました。
地上ではそれぞれ別の場所として見えていた施設が、丘の上から見ると、一つの大きな公園としてつながって見えます。
特に、長く連なる特急「おおぞら」の車両と野外ステージが同じ景色に収まるのが印象的でした。
クロフォード公園を訪れたら、列車を近くで見た後に、丘からも眺めてみてください。

旧幌内太駅舎と三笠トロッコ鉄道
クロフォード公園には、かつての幌内太駅舎の面影を再現した建物があります。
現在は、三笠トロッコ鉄道の体験受付や、鉄道関連グッズの販売などに利用されています。
三笠トロッコ鉄道では、かつて鉄道が走っていた線路を活用した体験を楽しむことができます。
今回の記事は公園内の散策を中心に紹介していますが、鉄道の歴史をより体感したい方は、トロッコ鉄道の運行情報も確認してみるとよいでしょう。
なお、運行日や体験内容は変更される場合があるため、事前確認が必要です。

クロフォード公園の駐車場・トイレ・アクセス
クロフォード公園の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | クロフォード公園(三笠鉄道村・三笠ゾーン) |
| 所在地 | 北海道三笠市本町971-1 |
| 主な見どころ | 特急おおぞら、DD51形機関車、旧三笠駅の跨線橋、芝生広場、野外ステージ |
| 駐車場 | あり。空知総合振興局の案内では無料・約200台 |
| トイレ | 三笠市の公共施設トイレマップに掲載あり。利用可能時間・期間は要確認 |
| 問い合わせ | 三笠市商工観光課 |
| 電話 | 01267-2-3997 |
駐車場は利用できる?
今回の現地取材では、一般の観光客として駐車場を利用しました。
駐車場には十分な広さがあり、そこから徒歩で園内を散策できました。
空知総合振興局の観光案内では、無料駐車場が約200台と紹介されています。
とても広い駐車場でした。

トイレはある?
三笠市が公開している公共施設トイレマップには、クロフォード公園のトイレが掲載されています。
今回の取材でもトイレがあることをしっかりと確認いたしました。取材時間は午前中でしたが使える状態でした。

アクセス方法
クロフォード公園は、三笠市本町にあります。
車で訪れる場合は、道央自動車道の三笠ICから三笠市街方面へ向かいます。
初めて訪れる方は、カーナビや地図アプリで「クロフォード公園」と検索するとわかりやすいでしょう。
公共交通機関を利用する場合は、岩見沢方面から三笠市内へ向かい、市内の交通機関を利用する方法があります。路線や時刻は事前にご確認ください。
クロフォード公園はどれくらいの時間で見学できる?
クロフォード公園では、保存車両を眺めるだけでなく、案内板を読んだり、跨線橋を歩いたり、丘に登ったりと、さまざまな見方ができます。
今回の取材でも、園内の複数の場所を歩きながら写真を撮影しました。
そのため、短時間で車両だけを見る場合と、園内をじっくり散策する場合では、必要な時間が変わります。
特に写真撮影を楽しみたい方は、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
三笠の鉄道や炭鉱の歴史をもっと知りたい方へ
クロフォード公園を訪れると、かつて三笠の町を鉄道が走り、多くの石炭が運ばれていた時代に思いを巡らせることができます。
さらに三笠には、鉄道だけでなく、石炭産業に関する歴史的な施設も残されています。
三笠鉄道記念館
三笠鉄道村の幌内ゾーンにある施設です。
クロフォード公園とは別の場所にあり、北海道の鉄道の歴史を伝える資料や車両などを見学できます。
旧幌内炭鉱変電所
石炭産業を支えた電力設備が残る歴史的な施設です。
街角タイムス北海道取材部では、実際に現地を訪れ、建物の外観だけでなく、内部も見学する機会に恵まれました。
詳しくは、こちらの記事で紹介しています。
旧幌内炭鉱変電所を現地取材|内部見学・歴史・公開日・アクセスを紹介
旧幌内炭鉱施設群
幌内地区には、炭鉱の坑口跡や変電所、神社の跡など、多くの歴史遺産が残されています。
実際に現地を歩いた取材記事も公開しています。
旧幌内炭鉱施設群を現地徒歩取材!音羽坑・常磐坑・変電所と散策路ガイド
クロフォード公園のよくある質問(FAQ)
Q. クロフォード公園は自由に散策できますか?
今回の現地取材では、一般の観光客として公園内を歩き、保存車両や跨線橋、丘の上などを見学できました。ただし、施設をイベントなどで利用する場合は、別途許可が必要になることがあります。
Q. クロフォード公園には駐車場がありますか?
あります。実際に車で訪れ、駐車場を利用しました。空知総合振興局の観光案内では、無料駐車場が約200台と紹介されています。
Q. クロフォード公園にはどんな列車がありますか?
特急「おおぞら」の保存車両をはじめ、DD51形ディーゼル機関車、貨車、車掌車などが展示されています。
Q. クロフォード公園は旧三笠駅の跡地ですか?
はい。かつての幌内太駅、後の三笠駅周辺を利用して整備された公園です。1990年(平成2年)に完成しました。
Q. クロフォード公園の丘には登れますか?
今回の現地取材では、園内の階段を使って丘まで登りました。丘の上からは、保存車両や野外ステージ、芝生広場などを見渡すことができました。
Q. 三笠鉄道記念館と同じ場所ですか?
いいえ。クロフォード公園は三笠鉄道村の「三笠ゾーン」で、三笠鉄道記念館は別の「幌内ゾーン」にあります。
まとめ|クロフォード公園は三笠の鉄道の歴史と自然を楽しめる場所
今回、クロフォード公園を実際に訪れてみて感じたのは、ここが単なる鉄道車両の展示場所ではないということです。
旧三笠駅の面影を残す跨線橋。
かつて北海道で活躍した特急「おおぞら」。
貨物輸送の時代を伝えるディーゼル機関車や車掌車。
そして、広い芝生広場や野外ステージ、丘の上から眺める公園の景色。
一つひとつを歩いて見ていくことで、この場所がかつて鉄道の駅であり、今は市民や観光客が訪れる公園になっていることを実感できました。
特に印象に残っているのは、丘の上から見た景色です。
長く連なる保存車両と芝生広場を見下ろしていると、かつて多くの列車が行き交っていた時代と、現在の穏やかな公園の姿が重なって見えるようでした。
三笠市で鉄道の歴史に触れたい方は、ぜひクロフォード公園にも足を運んでみてください。
取材・撮影:街角タイムス北海道取材部
関連記事
参考情報
※本記事は現地取材時の状況と公式公開情報に基づいています。施設の利用条件、展示内容、トイレの利用可能時間などは変更される場合があります。
