モエレ沼公園を現地取材|駐車場・見どころ・2026年工事情報

広い芝生の向こうにガラスのピラミッドとモエレ山が見えるモエレ沼公園 東区
広大な芝生とガラスのピラミッド、モエレ山。モエレ沼公園ならではの景観です 2026年9月撮影

札幌市東区にあるモエレ沼公園を街角タイムス北海道取材部が早朝に現地取材しました。

約188.8ヘクタールという広大な敷地に、ガラスのピラミッド、モエレ山、プレイマウンテン、海の噴水、モエレビーチ、テトラマウンドなどが配置された札幌を代表する公園です。

基本設計を手がけたのは世界的な彫刻家イサム・ノグチ。「公園全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトで造成され、1982年に着工、2005年にグランドオープンしました。

今回の取材では園内を実際に歩き、主要施設だけでなく、2026年現在行われている複数の改修工事や通行規制も確認しています。

  1. モエレ沼公園の基本情報
  2. イサム・ノグチが「公園全体をひとつの彫刻」として設計
  3. ガラスのピラミッド「HIDAMARI」は公園のシンボル
  4. モエレ山は高さ52m|一直線の階段はかなりの存在感
  5. プレイマウンテンはノグチの長年の構想を実現した造形
  6. 海の噴水は直径48m|2026年は10月20日まで運転
  7. モエレビーチは2026年9月2日で夏季営業終了
  8. テトラマウンド|銀色の巨大モニュメント
    1. 2026年9月現在の主な工事
  9. 陸上競技場は2027年1月12日まで工事予定
  10. 電気設備工事は2028年2月まで続く予定
  11. ガラスのピラミッドでもトイレのバリアフリー工事中
  12. 日付入り液晶モニターも撮影|2026年9月17日の現地記録
  13. レンタサイクルは広い園内を回るのに便利
  14. 駐車場は無料|目的地で使い分ける
  15. バスでもアクセス可能
  16. モエレ沼公園を歩くときは時間に余裕を
  17. モエレ沼公園についてよくある質問
    1. モエレ沼公園は入園無料ですか?
    2. 駐車場は無料ですか?
    3. ガラスのピラミッドは無料で入れますか?
    4. モエレ山は何分くらいで登れますか?
    5. 2026年は工事をしていますか?
    6. 工事中でも公園には入れますか?
    7. 海の噴水はいつ見られますか?
    8. モエレビーチはいつまでですか?
  18. 実際に歩いて気づいた、モエレ沼公園の美しさを支える人たち
  19. まとめ|モエレ沼公園は「公園そのものが作品」

モエレ沼公園の基本情報

項目内容
名称モエレ沼公園
所在地北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
種別札幌市総合公園
面積約188.8ha
入園料無料
駐車料金無料
公園7:00~22:00
東口7:00~22:00(入園21:00まで)
ガラスのピラミッド夏季9:00~18:00
電話011-790-1231
基本設計イサム・ノグチ
グランドオープン2005年
参照リンクモエレ沼公園 イサム・ノグチ設計

公園そのものに休園日はありませんが、ガラスのピラミッドや水遊び施設などには個別の休館日・営業期間があります。

モエレ沼公園のレンタサイクルや海の噴水などの営業時間案内
2026年9月の現地取材時に確認した施設営業時間の案内 2026年9月撮影

イサム・ノグチが「公園全体をひとつの彫刻」として設計

モエレ沼公園の最大の特徴は、単に大きな公園というだけではありません。

イサム・ノグチは、公園そのものを一つの彫刻作品として設計しました。

園内には円、三角形、ピラミッド、人工の山といった幾何学的な形が繰り返し登場します。

もともとこの場所には不燃ごみの埋め立て地があり、ノグチはその土地をアートによって再生する計画に参加しました。

現在のモエレ沼公園は、自然、環境再生、彫刻、ランドスケープが一体になった場所です。

ガラスのピラミッドへ続くモエレ沼公園の並木道
園内には大きな空と樹木、人工的な造形が一体になった景観が広がります 2026年9月撮影

ガラスのピラミッド「HIDAMARI」は公園のシンボル

モエレ沼公園を代表する建築が、ガラスのピラミッド「HIDAMARI」です。

2003年に開館し、ガラス部分の高さは32.3m。アトリウムだけでも1,113枚のガラスが使われています。館内には休憩スペース、レストラン、ショップ、イサム・ノグチギャラリーなどがあります。

青空を背景に建つモエレ沼公園のガラスのピラミッドHIDAMARI
モエレ沼公園のシンボル、ガラスのピラミッド「HIDAMARI」2026年9月撮影

2026年夏季の開館時間は9:00~18:00、原則第1月曜日が休館です。冬季は9:00~17:00となり休館日も変わるため、訪問前に最新情報を確認してください。

モエレ山は高さ52m|一直線の階段はかなりの存在感

園内最大の造形物がモエレ山です。

不燃ごみと建設残土を積み上げて造られた人工の山で、麓からの高さは52m、標高は約62m。3方向から5ルートで登ることができ、公式サイトでは10分弱で山頂まで登れると案内されています。

現地で見ると、山頂までまっすぐ延びる階段が非常に印象的です。

モエレ山の頂上へ一直線に続く長い階段
モエレ山へ一直線に続く階段。実際に見るとかなり迫力があります。2026年9月撮影
木々の間を通ってモエレ山へ向かう園路
木々の間からモエレ山へ向かう園路。広い園内を歩く感覚もモエレ沼公園の魅力です。2026年9月撮影

プレイマウンテンはノグチの長年の構想を実現した造形

もう一つの大きな山状の造形がプレイマウンテンです。

高さ30m。ノグチが1933年から構想していた「遊び山」の考えを、このモエレ沼公園で実現したものです。反対側には頂上へ続く白い園路が設けられています。

芝生のプレイマウンテン頂上へ続く白い園路
芝生の斜面を上っていくプレイマウンテンの園路。2026年9月撮影

海の噴水は直径48m|2026年は10月20日まで運転

モエレ沼公園を代表する水の造形が海の噴水です。

噴水池は直径48m、最大噴上高は25m。イサム・ノグチが手がけた「水の彫刻」を体感できる施設です。2026年は4月29日から10月20日まで運転されています。

取材時は運転時間外だったため、水が上がっていない状態も確認できました。

運転時間外のモエレ沼公園海の噴水
海の噴水を現地確認。噴水は決められた時刻に運転されるため、時間を確認して訪れましょう。2026年9月撮影

現地にはタイムスケジュールも掲示されています。

2026年のモエレ沼公園海の噴水タイムスケジュール
現地に掲示されていた海の噴水の運転スケジュール。2026年9月撮影

強風、雨、雷などの悪天候時には運転を停止する場合があります。

モエレビーチは2026年9月2日で夏季営業終了

子ども向けの水遊び場モエレビーチも人気施設です。

2026年の開放期間は6月15日から9月2日、時間は10:00~16:00でした。取材日は9月17日だったため、すでに夏季営業が終了していました。

夏季営業終了後のモエレビーチと利用案内板
2026年9月17日のモエレビーチ。2026年の水遊び期間は9月2日で終了しています。2026年9月撮影

テトラマウンド|銀色の巨大モニュメント

芝生の中に現れる巨大な銀色の造形がテトラマウンドです。

直径2mのステンレス円柱を三角形に組み、高さ13mの造形を作っています。光の当たり方によって表情が大きく変わる作品です。

青空と芝生の中に立つモエレ沼公園のテトラマウンド
芝生と金属の質感が対照的な「テトラマウンド」。2026年9月撮影

2026年はモエレ沼公園各所で改修工事中

今回現地を歩いていて気付いたのが、園内の複数箇所で工事が行われていたことです。

これは偶然ではなく、モエレ沼公園公式サイトでも現在3つの主要工事が掲載されています。

2026年9月現在の主な工事

工事工期予定主な影響
陸上競技場改修2026年5月18日~2027年1月12日外周園路の一部規制
中央監視装置・電気設備2026年6月24日~2028年2月15日園内各所の通行規制・立入禁止
ガラスのピラミッドトイレ2026年8月1日~12月31日一部トイレ・施設周辺の利用制限

陸上競技場は2027年1月12日まで工事予定

現地では陸上競技場周辺に工事フェンスと大きな看板が設置されていました。

改修工事が行われているモエレ沼公園陸上競技場周辺
2026年9月の現地取材時、陸上競技場周辺では改修工事が行われていました。2026年9月撮影
令和9年1月12日までと記されたモエレ沼公園施設改修工事の案内板
現地の工事看板には「令和9年1月12日まで」と記載されています。2026年9月撮影

公式情報でも工期は2026年5月18日~2027年1月12日。

工事は平日・祝日を中心に行われ、外周園路の一部に立入禁止規制があります。一方、サイクリングロードは利用できます。

電気設備工事は2028年2月まで続く予定

さらに長期間にわたるのが、園内の中央監視装置と高圧ケーブルなどの電気設備改修です。

工期は2026年6月24日~2028年2月15日。

掘削工事のため月曜~金曜は園路の一部が順次通行規制・立入禁止になります。一方、公式案内では土日はすべての園路を開放するとしています。

つまり2027年以降もしばらく、「訪問日により通れるルートが違う可能性がある」という点を覚えておいた方がよいでしょう。

ガラスのピラミッドでもトイレのバリアフリー工事中

2026年8月から12月31日までは、ガラスのピラミッドでもトイレのバリアフリー改修が実施されています。

1階南側多目的トイレ、2階スペース2、3階トイレなどが対象で、工事音・振動や部分的な利用規制が発生する可能性があります。

ガラスのピラミッドそのものが全面閉館しているわけではありません。

日付入り液晶モニターも撮影|2026年9月17日の現地記録

今回の取材では、園内に設置されていた液晶モニターも撮影しました。

画面には、取材日の「9月17日(木)」が表示されています。

2026年9月17日と表示されたモエレ沼公園の現地液晶モニター
現地で撮影した液晶モニター。9月17日(木)と表示され、今回の現地取材日を確認できます。2026年9月撮影

レンタサイクルは広い園内を回るのに便利

モエレ沼公園は非常に広いため、レンタサイクルも便利です。

モエレ沼公園のレンタサイクル貸出所と自転車
東側P1駐車場にあるレンタサイクル。広い園内を回る際に便利です。2026年9月撮影

2025年4月以降の料金は、普通車が1時間100円、特殊車が1時間150円となっています。

現地の2026年案内では、営業期間は4月25日~11月3日。季節によって返却時間が変わるため、現地表示を確認してください。

駐車場は無料|目的地で使い分ける

モエレ沼公園には複数の無料駐車場があります。

駐車場台数特徴
P1 東側約1,200台最大。レンタサイクルあり
P2 中央約100台ガラスのピラミッド併設
P3 南側約100台テニスコート側
P4 西側約100台西側入口
南側特設等約168台季節開放

ガラスのピラミッドを中心に見たい場合はP2が便利です。

レンタサイクルを利用するならP1を選ぶと分かりやすいでしょう。

ガラスのピラミッド周辺にあるモエレ沼公園の駐車スペース
ガラスのピラミッド周辺の駐車エリアを現地確認。2026年9月撮影

私たちは駐車場の状況も取材したかったのでこちらの広い駐車場を利用しました。

広い舗装スペースがあるモエレ沼公園の駐車場
広い駐車場もモエレ沼公園の特徴。利用できる駐車場は季節によって変わります。2026年9月撮影

バスでもアクセス可能

モエレ沼公園には路線バス・季節運行バスでもアクセスできます。

2026年の現地にはバス路線と時刻表が掲示されていました。

モエレ沼公園の2026年バス案内と時刻表
2026年の現地バス案内。利用日は最新ダイヤを確認してください。2026年9月撮影

公式アクセス案内では、地下鉄環状通東駅、麻生駅、栄町駅、新道東駅などから利用できる路線が案内されています。季節限定バスもあります。

モエレ沼公園を歩くときは時間に余裕を

モエレ沼公園はとにかく広いです。

公式の内陸部面積だけでも約100ヘクタール、公園全体では約188.8ヘクタールあります。

「ガラスのピラミッドだけ見る」なら短時間でも可能ですが、

ガラスのピラミッド → 海の噴水 → モエレ山 → プレイマウンテン → テトラマウンド

まで歩くと、かなりの距離になります。

初めてなら2~3時間程度余裕を持って訪れると、公園そのものを楽しみやすいでしょう。

体力的に7自身がない方はぜひレンタサイクルをご利用してください。

モエレ沼公園についてよくある質問

モエレ沼公園は入園無料ですか?

はい。公園の入園料、駐車料金ともに無料です。一部の貸施設、レンタサイクルなどは有料です。

駐車場は無料ですか?

無料です。P1、P2、P3、P4など複数の駐車場があります。開放期間・時間が駐車場ごとに異なります。

ガラスのピラミッドは無料で入れますか?

通常の館内見学は可能です。貸室、レストランなど個別施設の利用条件は別途確認してください。

モエレ山は何分くらいで登れますか?

公式サイトでは、いずれのルートも10分弱で登り切れると案内しています。高さ52m、標高約62mです。

2026年は工事をしていますか?

はい。2026年9月現在、陸上競技場、園内電気設備、ガラスのピラミッドのトイレなど複数箇所で工事が実施されています。

工事中でも公園には入れますか?

公園全体が閉鎖されているわけではありません。ただし工事箇所や曜日によって一部園路が通行止めになる場合があります。公式の工事一覧を訪問前に確認してください。

海の噴水はいつ見られますか?

2026年は4月29日~10月20日の運転です。時間帯が決まっており、天候による運転中止もあります。

モエレビーチはいつまでですか?

2026年は6月15日~9月2日でした。年度により日程が変わるため最新情報を確認してください。

実際に歩いて気づいた、モエレ沼公園の美しさを支える人たち

モエレ沼公園を歩いていて、最後にどうしても伝えておきたいことがあります。

朝9時ごろ、プレイマウンテンを見ていると、斜面で芝刈り作業をしている方の姿がありました。

モエレ沼公園プレイマウンテン
広大なプレイマウンテンの斜面で行われていた芝刈り作業。実際に現地を歩いたからこそ気づけた光景でした。2026年9月撮影

遠くから見ると小さく見えますが、よく見ると作業員の方が芝刈り機を押しながら、一歩ずつ斜面を進んでいます。

モエレ沼公園を訪れると、芝生はきれいに整えられ、広大な園内も気持ちよく歩くことができます。

普段は、その景色を当たり前のように見てしまいます。

しかし、この日の朝に作業している姿を見て、この美しい景観は自然に保たれているわけではなく、日々整備している人たちによって支えられているのだと感じました。

プレイマウンテンのような大きな斜面を実際に歩きながら整備するのは、決して簡単な作業ではないはずです。

モエレ沼公園の建築や景色はもちろん素晴らしいですが、こうした表からは見えにくい仕事をしている方々がいることも、現地を訪れて初めて気づいたモエレ沼公園の一面でした。

街角タイムスでは、有名な観光スポットや施設だけではなく、その場所を支えている人や、実際に歩かなければ気づけない風景も残していきたいと思います。

まとめ|モエレ沼公園は「公園そのものが作品」

モエレ沼公園を実際に歩いて感じるのは、ここが単なる大きな都市公園ではないということです。

ガラスのピラミッド、山、芝生、噴水、金属のモニュメント、園路までが一つの景観としてつながっています。

イサム・ノグチが掲げた、「公園全体をひとつの彫刻作品とする」という考え方を、歩くことで体感できる場所です。

一方で、2026年現在は園内各所で改修工事が進んでいます。

特に電気設備工事は2028年まで予定されているため、今後もしばらくは訪問日によって通行ルートや利用できる場所が変わる可能性があります。

だからこそ街角タイムスでは、公式情報だけをまとめるのではなく、その時点の現地の姿も写真で残していきます。

タイトルとURLをコピーしました