厚別神社(あしりべつ神社)を現地取材|御朱印・ご利益・駐車場・例大祭を解説【札幌市清田区】

厚別神社 清田区
2026年9月撮影

札幌市清田区平岡に鎮座する「厚別神社」。

「厚別」と書きますが、読み方は「あつべつ神社」ではなく、あしりべつ神社です。

厚別区ではなく、札幌市清田区にある神社なので、初めて訪れる人は間違えないよう注意しましょう。

厚別神社は、清田地区の開拓とともに歩んできた地域の鎮守です。明治7年(1874年)に小さな祠が設けられたことを起源とし、2024年には創祀150年を迎えました。

今回は街角タイムス北海道編集部が厚別神社を現地取材。御祭神とご利益、由緒、御朱印、花手水、風鈴、例大祭、駐車場、アクセスなどを、現地で撮影した写真とともに紹介します。

厚別神社の基本情報

項目内容
神社名厚別神社
読み方あしりべつじんじゃ
所在地北海道札幌市清田区平岡2条1丁目3-1
創祀明治7年(1874年)
御祭神天照大神・倉稲魂神・大山祇神
例祭日9月12日
御朱印受付9:00~17:00
駐車場あり
最寄りバス停北海道中央バス「清田区役所」
電話番号011-881-1930
公式サイト厚別神社公式サイト

厚別神社は「あつべつ」ではなく「あしりべつ」と読む

厚別神社の大きな特徴が、その読み方です。

一般的には「厚別」と書くと、札幌市厚別区の「あつべつ」を思い浮かべますが、厚別神社は「あしりべつ神社」と読みます。

清田区周辺は、かつて「アシリベツ」と呼ばれていました。

現在も厚別川や厚別神社の名称に、地域の歴史が残されています。札幌市清田区の歴史資料でも、かつてこの地域がアシリベツと呼ばれていたことが紹介されています。

厚別神社の由緒・歴史

厚別神社の歴史は、清田地区の開拓が始まった明治時代までさかのぼります。

この地へ最初に入植した長岡重治が、明治7年(1874年)、開墾地の一角に小さな祠を設け、朝夕に拝礼していたことが始まりです。

開墾が進むと、長岡重治は自分だけでなく地域の人々にも参拝してもらいたいと考え、浪岡誠一郎らと相談。明治18年(1885年)9月、厚別川東側に合掌造りの社を建立しました。

そこへ三柱の御祭神をお祀りし、五穀豊穣と地域住民の安全を祈願したことが、現在の厚別神社につながっています。

その後、大正6年(1917年)に現在地へ遷座。昭和45年(1970年)には現在の社殿が完成しました。

厚別神社の沿革

出来事
明治7年(1874年)長岡重治が小祠を設けて創祀
明治18年(1885年)厚別川東側に社殿を造営
大正6年(1917年)現在地へ遷座
昭和5年(1930年)公認神社に認定
昭和28年(1953年)宗教法人として認証
昭和45年(1970年)新社殿落成
平成19年(2007年)清田ふるさと遺産に認定
令和6年(2024年)創祀150年

厚別神社は単なる参拝場所ではなく、清田地区の開拓と発展を伝える歴史的な場所でもあります。

厚別神社
2026年9月撮影 厚別神社の由緒を紹介する境内案内

厚別神社の御祭神とご利益

厚別神社では、三柱の神様をお祀りしています。

天照大神

天照大神(あまてらすおおかみ)は、皇室の御祖神であり、日本人の総氏神とされる神様です。

国土安泰、家内安全、開運など、幅広い信仰を集めています。

倉稲魂神

倉稲魂神(うがのみたまのかみ)は、穀物や食物をつかさどる神様です。

一般には「お稲荷様」として知られ、五穀豊穣、商売繁盛、産業発展などの信仰につながっています。

大山祇神

大山祇神(おおやまつみのかみ)は、山や森林をつかさどる神様です。

山林守護のほか、酒造の神様としても信仰されています。

厚別神社は、開拓地での五穀豊穣と住民の安全を祈って創建されたため、三柱の御祭神は地域の暮らしと深く結びついています。厚別神社公式サイトでも、それぞれの御祭神について紹介されています。

厚別神社の境内を現地取材

厚別神社の境内は木々に囲まれ、交通量の多い清田区役所周辺にあるとは思えないほど落ち着いた空気が流れています。

ここからは、実際に参拝した順に境内を紹介します。

鳥居から続く緑豊かな参道

鳥居をくぐると、背の高い木々に囲まれた参道が続きます。

厚別神社
2026年9月撮影 緑の木々に囲まれた厚別神社の参道

緑に包まれた厚別神社の参道

取材日は青空が広がっていましたが、参道には木陰が多く、静かに歩くことができました。

長い年月にわたって地域の人々に守られてきたことを感じさせる境内です。

石段側の参道

厚別神社は高台に鎮座しており、道路側からは鳥居と長い石段を通って境内へ向かいます。

厚別神社
2026年9月撮影 高台の境内から見下ろす厚別神社の石段と鳥居

高台にある厚別神社から石段と鳥居を見下ろす

石段の上から振り返ると、清田の街並みを見渡せます。

厚別神社公式サイトでも「石段を登って振り返ると眺めがよい」と紹介されています。

階段には手すりがありますが、積雪や路面凍結のある時期は足元に注意しましょう。

赤い彩色が印象的な狛犬

参道では、左右一対の狛犬が参拝者を迎えてくれます。

厚別神社
2026年9月撮影 厚別神社の参道を守る吽形の狛犬
厚別神社
2026年9月撮影 口を開いた厚別神社の阿形の狛犬

目や口、爪などに赤い彩色が施されているのが特徴です。

阿形と吽形では表情が大きく異なるため、参拝する際には左右それぞれの狛犬を見比べてみてください。

手水舎

社殿へ進む前に手水舎があります。

厚別神社
2026年9月撮影 厚別神社の手水舎

龍の口から水を受ける立派な手水鉢です。現地の案内に従い、手と口を清めてから参拝しましょう。

黒を基調とした重厚な社殿

参道の先には、黒を基調とした重厚な社殿があります。

厚別神社
2026年9月 撮影木々に囲まれて鎮座する厚別神社の社殿
厚別神社
2026年9月撮影 正面から見た厚別神社の拝殿
厚別神社
2026年9月撮影 斜め下から見上げた厚別神社の拝殿

拝殿正面には「厚別神社」と書かれた額が掲げられ、紫色の幕と大きなしめ縄が印象的です。

厚別神社
2026年9月撮影 拝殿に掲げられた「厚別神社」の額

現在の社殿は昭和45年(1970年)に完成したものです。

花手水と風鈴で彩られる境内

取材時の厚別神社では、花手水と風鈴を見ることができました。

色鮮やかな花手水

手水舎の近くには、色とりどりの花を浮かべた花手水が設けられていました。

厚別神社
2026年9月撮影 厚別神社で見つけた色鮮やかな花手水

オレンジや黄色、紫色の花が水面を彩り、参拝者を楽しませてくれます。

花手水は常設とは限らず、祭典や三社巡拝などに合わせて設けられる場合があります。

夏の境内に響く風鈴

境内の木々や参道周辺には、数多くの風鈴が飾られていました。

厚別神社
2026年9月撮影 厚別神社の境内に飾られた風鈴

風が吹くたびに涼しげな音が響き、夏らしい境内の景色を楽しめます。

花手水や風鈴の実施期間は毎年変わる可能性があるため、最新情報は公式Instagramで確認してください。

絵馬掛けと開運招福の案内

拝殿の近くには、多くの絵馬が奉納された絵馬掛けがあります。

厚別神社
2026年9月撮影 願いが込められた厚別神社の絵馬掛け

参拝者の願いが書かれた絵馬が数多く並び、地域で厚く信仰されていることが伝わってきます。

社務所・御守・おみくじ

拝殿の右側には社務所と授与所があります。

厚別神社
2026年9月撮影 御朱印や御守を受けられる厚別神社の社務所

現地では御守、御朱印、おみくじなどが案内されていました。

御朱印の受付時間は9時から17時までです。授与所に人がいない場合は、右側の玄関にあるインターホンで確認できます。

祭典や神社の都合により受付時間が変わる可能性があるため、時間に余裕を持って訪れましょう。

厚別神社の御朱印

厚別神社では、通常の御朱印に加え、月替わりの印を使った御朱印や巡拝御朱印などが用意されています。

厚別神社
2026年8月撮影 厚別神社の御朱印と「阿の御朱印巡拝」の案内

通常の御朱印

厚別神社公式サイトで案内されている御朱印は、次のとおりです。

種類サイズ・内容初穂料
月替わり御朱印A6サイズ500円
神玉御朱印神玉と御朱印・A5サイズ1,000円

御朱印は、すべて書き置きでの対応です。

月替わりの印は季節の花などをモチーフにしており、取材時の9月は桔梗を題材にした御朱印が案内されていました。

「阿」の御朱印

厚別神社では、社名の読み方が「あ」から始まることにちなんだ「阿の御朱印」も案内されています。

厚別神社・旭川神社・厚真神社を巡る御朱印で、それぞれ色の異なる狛犬の切り絵が使われています。

数量や頒布期間が限定される場合があるため、授与状況は参拝時に確認してください。

御刻印も受けられる

厚別神社は、専用の革製ベルトへ刻印を押しながら寺社を巡る「御刻印」の参加神社です。

受付時間は9時から17時までと案内されています。

御朱印とは異なる巡拝の記念として楽しめます。

境内で清田の歴史を伝える石碑

厚別神社の境内には、神社や清田地区の歴史を伝える石碑が残されています。

忠魂碑

境内には大きな忠魂碑があります。

厚別神社
2026年8月撮影 厚別神社の境内に立つ歴史的な石碑

厚別神社では毎年6月中旬に忠魂碑慰霊祭が行われています。

「清田会館の跡」碑

境内の一角には、「清田会館の跡」と刻まれた石碑があります。

厚別神社
2026年9月撮影 厚別神社境内に残る「清田会館の跡」碑

清田会館は、地域の青年たちによって整備された地域活動の拠点でした。

境内にはこのほかにも、清田地区の開拓100周年を記念した碑や相撲に関する碑などが残されています。神社を参拝するだけでなく、石碑を巡ることで清田の歴史にも触れられます。

観光案内板も設置

手水舎の近くには、厚別神社の情報や札幌市内の観光施設を確認できる案内板があります。

厚別神社
2026年9月撮影 厚別神社に設置された観光・周辺案内板

案内板には地図や観光情報が掲載され、音声案内にも対応しています。

厚別神社が地域の参拝場所だけでなく、清田区を巡る起点として整備されていることが分かります。

厚別神社の例大祭は9月12日

厚別神社の例大祭は、毎年9月12日に行われます。

通常は前日の9月11日に宵宮祭があり、2日間にわたって境内が多くの参拝者でにぎわいます。

神輿渡御も行われ、地域の神輿会「あしりべつ桜友會」が祭りを盛り上げます。

厚別神社の主な祭典

時期祭典
1月1日元旦祭
4月12日春季例祭
6月中旬忠魂碑慰霊祭
9月12日例大祭
11月23日勤労感謝祭

露店、神輿渡御、奉納行事などの内容は年によって変わります。開催時間や交通規制は、公式サイトまたは公式Instagramで確認してください。

初詣とどんど焼き

厚別神社では、元日に元旦祭が行われます。

清田区を代表する神社のひとつで、初詣期間中は多くの地域住民が参拝します。

古い御神札や御守を納める古神札焼納祭の日程は、年によって案内内容が変わる可能性があります。「どんど焼き」を目的に訪れる場合は、持ち込み可能なものや受付日時を事前に確認しましょう。

混雑時は駐車場が満車になる可能性があるため、公共交通機関の利用も検討してください。

厚別神社の駐車場

厚別神社には参拝者用の駐車場があります。

駐車場へは旧国道側から入ることができ、案内上の収容台数は約100台です。

通常の参拝では利用しやすい広さがありますが、初詣や例大祭、七五三の時期は混雑が予想されます。

駐車場所や進行方向については、現地の案内や係員の誘導に従ってください。

厚別神社へのアクセス

バスでのアクセス

厚別神社の最寄りバス停は、北海道中央バスの「清田区役所」です。

バス停から厚別神社までは徒歩約2分です。

厚別神社公式サイトでは、札幌駅前発・平岡営業所行きのバスを利用し、「清田区役所」で下車する方法が案内されています。

車でのアクセス

カーナビには次の住所を入力してください。

北海道札幌市清田区平岡2条1丁目3-1

厚別区にある神社ではないため、検索時には「札幌市清田区」または「あしりべつ神社」まで入力すると間違いを防げます。

厚別神社に関するよくある質問

厚別神社は何と読みますか?

「あしりべつ神社」と読みます。「あつべつ神社」ではありません。

厚別神社は厚別区にありますか?

厚別区ではなく、札幌市清田区平岡にあります。

厚別神社の御祭神は?

天照大神、倉稲魂神、大山祇神の三柱です。

厚別神社では御朱印を受けられますか?

御朱印を受けられます。公式案内では受付時間は9時から17時までで、すべて書き置きです。

御朱印の初穂料はいくらですか?

月替わり御朱印は500円、神玉と御朱印がセットになった神玉御朱印は1,000円です。

厚別神社に駐車場はありますか?

参拝者用駐車場があります。初詣や例大祭などの混雑時は、公共交通機関の利用も検討してください。

厚別神社の例大祭はいつですか?

例大祭日は毎年9月12日です。通常は前日の9月11日に宵宮祭が行われます。

最寄りのバス停はどこですか?

北海道中央バス「清田区役所」停留所です。バス停から徒歩約2分です。

まとめ|厚別神社は清田の開拓史を今に伝える神社

厚別神社は、明治7年の小さな祠から始まり、清田地区の開拓とともに歩んできた神社です。

天照大神、倉稲魂神、大山祇神の三柱をお祀りし、五穀豊穣や家内安全、商売繁盛などを願う地域の鎮守として信仰されています。

境内では、重厚な社殿や赤く彩られた狛犬だけでなく、季節の花手水や風鈴、月替わり御朱印も楽しめます。

忠魂碑や「清田会館の跡」碑など、清田の歴史を伝える史跡が残されている点も見逃せません。

札幌市清田区で神社や御朱印、地域の歴史に触れられる場所を探している人は、厚別神社を訪れてみてはいかがでしょうか。

※御朱印や授与品、祭典の内容は変更される場合があります。参拝前に厚別神社公式サイトや公式Instagramをご確認ください。

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