厚田神社を現地参拝|御祭神・御朱印・石段・狛犬・由緒を写真で紹介

石狩市厚田区の厚田神社入口にある石碑と鳥居、石段 石狩市
厚田神社を現地参拝。入口から鳥居と長い石段、その先の社殿が見えます=街角タイムス北海道取材部撮影。2026年9月撮影

北海道石狩市厚田区に鎮座する厚田神社(あつたじんじゃ)。

国道231号、いわゆるオロロンラインを走って厚田地区へ入り、街角タイムス北海道取材部も実際に現地を訪れて参拝しました。

厚田神社は道路沿いからすぐ社殿が見える神社ではありません。

入口に立つと、鳥居の先に長い石段が延び、そのさらに上に社殿があります。

実際に現地を訪れると、平地にある神社とは少し違い、石段を上って神域へ入っていく感覚があります。

写真で見る以上に高低差があり、厚田神社を訪れる際に知っておきたいポイントのひとつです。

厚田神社とは

北海道神社庁によると、厚田神社の所在地は北海道石狩市厚田区厚田1番地。

御祭神は保食神(うけもちのかみ)で、旧社格は村社、社殿様式は神明造です。

北海道神社庁

基本情報を整理すると以下の通りです。

項目内容
名称厚田神社
読み方あつたじんじゃ
所在地北海道石狩市厚田区厚田1番地
御祭神保食神
創立嘉永元年(1848年)5月
旧社格村社
社殿様式神明造
例祭日7月21日
特殊神事御輿渡御・御輿海上渡御

北海道神社庁では、中央バスの厚田地区のバス停から徒歩約2分と案内されています。

石狩市厚田区にある厚田神社の社号標
石段の脇に立つ「厚田神社」の社号標=街角タイムス北海道編集部撮影 2026年9月撮影

厚田神社は1848年に創立

厚田神社の歴史は江戸時代末期までさかのぼります。

北海道神社庁によると、嘉永元年(1848年)5月、村民の協議によって創立されました。

その後、明治36年(1903年)に本殿改築を出願。

明治37年に許可され、明治38年(1905年)10月に落成しています。

さらに大正15年(1926年)には神饌幣帛料供進神社に指定され、同日に村社へ列格しました。

厚田地区の歴史とともに歩んできた神社であることが分かります。

御祭神は保食神

厚田神社の御祭神は保食神(うけもちのかみ)です。

北海道神社庁の由緒を見ると、厚田神社にはかつて周辺にあった神社が合祀されています。

明治8年創祀の稲荷神社、さらに天保元年創祀の安瀬神社も、いずれも保食神を祀っており、後に厚田神社へ合祀されました。

厚田という土地の暮らしと深く結びついてきた神社といえそうです。

鳥居の先には長い石段

厚田神社で特に印象に残ったのが参道です。

厚田神社の鳥居から社殿へ続く長い石段
鳥居をくぐると、社殿へ向かって長い石段が続きます=街角タイムス北海道編集部撮影 2026年9月撮影

鳥居の正面から見ると、石段の最上部に社殿が見えます。

真っすぐ伸びる石段と、その左右に置かれた石造物が、厚田神社らしい景観をつくっています。

石段を上って社殿へ。左右には狛犬が鎮座しています=街角タイムス北海道編集部撮影 2026年9月撮影

階段はかなりしっかりとした石造りですが、段差があります。

高齢者や小さな子どもと参拝する場合、また雨や雪で濡れている場合は足元に注意した方がよさそうです。

石段の上から狛犬が境内を見守る

石段を上がると、社殿の前には狛犬があります。

厚田神社の石造りの狛犬と社殿
長い年月を感じさせる厚田神社の狛犬。奥には社殿が見えます=街角タイムス北海道編集部撮影 2026年9月撮影

石の表面には風化も見られ、長い年月この場所を見守ってきたことを感じさせます。

街角タイムスでは、小さな神社を取材する際も、社殿だけでなく鳥居、石段、狛犬、石碑などを一つずつ記録するようにしています。

現地に残るものそのものが、地域の歴史を知る手掛かりになるからです。

社殿まで実際に上って参拝

石段を上った先に厚田神社の社殿があります。

正面には大きな扉があり、参拝できるようになっています。

厚田神社の社殿正面と御朱印についての案内
厚田神社の社殿。扉には御朱印についての案内も掲示されていました=街角タイムス北海道取材部撮影 2026年9月撮影

厚田神社の御朱印は道の駅石狩「あいろーど厚田」になると書かれていました。

観光地化された大型神社とは異なり、訪問時の境内は比較的静かでした。

道路沿いから少し石段を上るだけですが、上まで来ると周囲の雰囲気も変わります。

厚田神社の御朱印は?

今回、社殿を確認すると、扉に御朱印についての案内が貼られていました。

写真からも「御朱印」「道の駅」と書かれていることを確認できます。

現在の参拝情報でも、道の駅石狩「あいろーど厚田」の売店で厚田神社の書き置き御朱印を受けた事例が確認されています。

2026年3月の参拝記録でも道の駅での授与が報告されています。

道の駅石狩「あいろーど厚田」を現地取材!営業時間・駐車場・食事・戸田生家を紹介

道の駅石狩「あいろーど厚田」

北海道石狩市の道の駅石狩「あいろーど厚田」の建物外観
2026年9月撮影

道の駅石狩「あいろーど厚田」は、厚田神社と同じ厚田地区にあります。ちなみに車で数分です。

所在地は石狩市厚田区厚田98-2。

石狩市公式によると、国道231号沿いにある3階建ての道の駅で、日本海を望む展望スペースや地域の歴史・文化を紹介する展示、飲食・物販コーナーがあります。

御朱印を目的に訪れる場合は、厚田神社だけで完結すると考えず、道の駅にも立ち寄る前提で予定を組むとよさそうです。

ただし御朱印の授与場所、初穂料、取扱時間などは変更される可能性があります。

訪問時に最新情報を確認してください。

厚田は北前船とニシン漁で栄えた地域

厚田神社を知るうえで重要なのが、厚田と海との関係です。

石狩市によると、厚田神社の境内には明治24年(1891年)の豊漁を記した「豊漁記念碑」が残されています。

当時は5万石という大豊漁だったとされています。

さらに、明治中期に奉納された船絵馬も残されており、北前船とニシン漁で繁栄した厚田の様子を現在へ伝える資料になっています。

つまり厚田神社は、単に地域の神社というだけではありません。

厚田がかつて海とともに発展した歴史を知る場所でもあります。

なお石狩市公式によると、船絵馬は通常常時公開されているわけではありません。公開時期については最新情報を確認してください。(この日は確認できませんでした)

厚田神社の例祭は7月21日

北海道神社庁による厚田神社の例祭日は7月21日です。

特殊神事として、

  • 御輿渡御
  • 御輿海上渡御

も記載されています。

「海上渡御」という神事にも、海とともに暮らしてきた厚田地区らしさが表れています。

境内には今も昔からの景観が残る

厚田神社と刻まれた石造りの社号標
参道入口に立つ厚田神社の社号標を間近から撮影=街角タイムス北海道取材部撮影 2026年9月撮影

現地では、石段や石造りの狛犬だけでなく、古い石碑なども確認できました。

厚田神社の鳥居、社号標、石段、社殿を望む参道
道路側から見た厚田神社。鳥居の向こうに石段と社殿が続きます=街角タイムス北海道編集部撮影 2026年9月撮影

こうしたものは、有名観光スポットを巡るだけではなかなか気づきません。

実際に現地を歩き、鳥居をくぐり、石段を上がってみることで、その土地に神社がどのように残されているのかが見えてきます。

厚田神社へのアクセス

所在地
北海道石狩市厚田区厚田1番地

北海道神社庁では、公共交通機関の場合、厚田地区のバス停から徒歩約2分と案内されています。

車の場合は国道231号・オロロンラインから厚田市街へ入ってアクセスできます。

駐車場について

今回の現地取材では、神社入口前で一般参拝者向けの専用駐車場を明確には確認できませんでした。

古い情報では駐車場について異なる案内も見られるため、常設の専用駐車場があると断定するのは避けます。

路上や周辺施設への無断駐車はせず、現地の案内に従ってください。

厚田神社と一緒に巡りたい石狩のスポット

厚田神社だけを目的地にするより、国道231号沿いを巡るドライブの途中に組み込むのがおすすめです。

街角タイムス北海道取材部では、石狩市内で実際に次の場所も取材しています。

道の駅石狩「あいろーど厚田」

厚田神社の御朱印を探している人は特に立ち寄っておきたい場所です。

日本海を望める展望フロアがあり、厚田の歴史や食にも触れられます。

道の駅石狩「あいろーど厚田」を現地取材!営業時間・駐車場・食事・戸田生家を紹介

はまなすの丘公園

石狩川河口付近の自然を歩いて楽しめる公園です。

街角タイムスではビジターセンター内部まで現地取材しています。

はまなすの丘公園を現地取材|石狩灯台・ヴィジターセンター・ハマナスソフト・駐車場を紹介

石狩弁天社

石狩市指定文化財にも関係する歴史ある神社。

石狩の海運・漁業の歴史を知るという意味では、厚田神社との相性が非常に良いスポットです。

石狩弁天社を現地参拝|石狩市指定文化財第1号・1694年創建の歴史と境内を紹介

運上屋棟

石狩観光協会が入る施設で、石狩の歴史資料や北前船に関する展示なども見ることができます。

厚田神社の船絵馬やニシン漁の歴史に興味を持った人は、あわせて巡ると石狩と海との関係がより分かりやすくなります。

石狩・弁天歴史公園を現地取材!運上屋棟・楽山居・先人たちの碑を写真で紹介

厚田神社を実際に訪れて感じたこと

厚田神社で一番印象的だったのは、道路側から社殿まで続く石段でした。

車で近くまで来ただけでは、ほんの短時間の参拝スポットに見えるかもしれません。

しかし実際に鳥居をくぐり、石段を一段ずつ上ってみると、社殿が少しずつ近づいてきます。

そして境内には狛犬や石碑などが残っています。

さらに調べていくと、厚田神社には北前船やニシン漁で栄えた厚田の歴史につながる船絵馬や豊漁記念碑が残されていることも分かります。

「厚田の海を見に行く」だけでは分からない地域の歴史を知る入口になる神社だと感じました。

厚田神社のよくある質問

厚田神社はどこにありますか?

北海道石狩市厚田区厚田1番地にあります。

国道231号で厚田地区を訪れる際に立ち寄れる場所です。

厚田神社の御祭神は誰ですか?

御祭神は保食神(うけもちのかみ)です。

厚田神社はいつ創建されましたか?

北海道神社庁によると、嘉永元年(1848年)5月に村民の協議によって創立されました。

厚田神社の御朱印はありますか?

現地参拝時には、社殿に道の駅で御朱印を扱っていることを案内する掲示がありました。

2026年にも道の駅石狩「あいろーど厚田」で御朱印を受けた参拝記録があります。

授与方法は変更される可能性があるため、訪問時に最新情報を確認してください。

厚田神社には長い階段がありますか?

はい。

入口の鳥居から社殿へ向かって石段が続いています。

実際に現地を参拝しましたが、段差があるため歩きやすい靴がおすすめです。

厚田神社の例祭日はいつですか?

北海道神社庁では7月21日とされています。

厚田神社に駐車場はありますか?

今回の現地取材では、一般参拝者向けの専用駐車場を明確には確認できませんでした。

訪問時は現地案内を確認し、道路や周辺施設の迷惑にならないようにしてください。

まとめ|厚田神社は厚田の海と歴史を感じられる神社

厚田神社は、北海道石狩市厚田区に鎮座する歴史ある神社です。

嘉永元年(1848年)に創立され、御祭神として保食神を祀っています。

現地で印象に残ったのは、

  • 鳥居から社殿へ続く長い石段
  • 石段上部に鎮座する狛犬
  • 静かな境内
  • 社殿に掲示された御朱印の案内
  • 長い年月を感じさせる石碑や石造物

でした。

そして厚田神社を調べると、境内には北前船やニシン漁で繁栄した厚田を伝える船絵馬や豊漁記念碑も残っています。

道の駅石狩「あいろーど厚田」へ向かう途中に通り過ぎるだけでは、こうした歴史にはなかなか気づきません。

厚田を訪れたら、海だけでなく、その土地の暮らしと歴史を見てみる。

厚田神社は、そんな街歩きができる場所でした。

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