札幌市豊平区にある天神山緑地を街角タイムス取材部が歩いてきました。
標高85mの天神山に広がる緑地で、札幌市街地の近くとは思えないほど木々が多く、園内には日本庭園や展望広場、遊具、歴史を伝える文学碑などがあります。
さらに、北海道最古のフジともいわれる「天神藤」や、国内外のアーティストが活動する「さっぽろ天神山アートスタジオ」もあり、単なる公園とは少し違った魅力を持つ場所です。札幌市も天神山を標高85mと案内しており、頂上付近から藻岩山や札幌市街を望めます。
今回は実際に園内を歩きながら撮影した写真とともに、天神山緑地の見どころを紹介します。
天神山緑地とは?
天神山緑地は、札幌市豊平区平岸にある自然豊かな緑地です。
園内には日本庭園、展望広場、遊具広場、ウメや桜などの樹木、天神藤、文学碑などが点在しています。
隣接地には相馬神社もあり、札幌市豊平区は天神山周辺について、自然だけでなく歴史や文化も感じられる地域として紹介しています。
まず確認しておきたいのが園内の案内図です。

天神山緑地には日本庭園や展望広場、アートスタジオなどがあります 2026年8月撮影園内は緑が多く散策にもおすすめ
天神山緑地を実際に歩いて感じたのが、想像以上に木々が多いことです。
舗装された園路が整備されている場所もあり、木々の間を歩いているだけでも気持ちのよい場所でした。

木々に囲まれた天神山緑地の園路 2026年8月撮影住宅街のすぐ近くにありながら、園内に入ると一気に緑が増えるのが天神山緑地の特徴です。
散歩や軽いウォーキング目的でも楽しめます。
この日は天気も良く23℃くらいで過ごしやすい日でしたので、散歩を楽しんでいる方も複数人いらっしゃいました。
天神山緑地には遊具もある
子どもと訪れる場合に気になるのが遊具です。
園内には、滑り台やネット遊具などを組み合わせたコンビネーション遊具が設置されています。

木々に囲まれた場所に設置されている天神山緑地の遊具 2026年8月撮影大型遊園地のような規模ではありませんが、散策と一緒に子どもを遊ばせたい家族には使いやすそうです。
北海道最古ともいわれる「天神藤」は必見
天神山緑地で特に見逃したくないのが天神藤です。
札幌市によると、天神藤は北海道最古のフジともいわれ、樹齢は200年を超えるとされています。毎年6月頃になると、藤棚一面に紫色の花が広がります。
今回訪れた時期は藤の開花時期ではありませんでしたが、藤棚そのもののスケールには驚きました。

北海道最古ともいわれる天神藤の大きな藤棚 2026年8月撮影藤棚の中へ入ってみると、長い年月を重ねた幹が複雑に絡み合っています。

複雑に絡み合う天神藤の太い幹 2026年8月撮影これはかなり印象的です。歴史を感じますよね~。
花が咲いていない時期でも、樹木そのものを見る価値があります。
天神藤の見頃はいつ?
札幌市の案内では、天神藤は毎年6月頃に花が咲きます。
「天神山緑地 藤」「天神藤 見頃」で訪れる場合は、開花状況を確認してから行くとよいでしょう。

日本庭園は天神山緑地の隠れた見どころ
天神山緑地には日本庭園もあります。
池を中心に松や低木、石などが配置され、周囲の緑地とはまた違った落ち着いた景色が広がっています。

池と木々が美しい天神山緑地の日本庭園 2026年8月撮影天神山MAPによると、この日本庭園は1990年に完成しました。
公園の中にこれほどしっかりした日本庭園があることを知らない方も多いかもしれません。

写真目的で訪れても楽しめる場所です。我ながらいい写真がとれました。
展望広場から札幌の街を眺める
天神山の頂上付近には展望スペースがあります。
札幌市によると、天神山は標高85m。展望テラスからは藻岩山や札幌市街を望むことができます。

ベンチもあるため、園内を歩いた途中で休憩するのにも向いています。
観光名所の大型展望台とは違いますが、緑の中から街を眺められるのが天神山らしいところです。
さっぽろ天神山アートスタジオがある
天神山緑地の頂上付近には、さっぽろ天神山アートスタジオがあります。

ここは、かつての「札幌天神山国際ハウス」を活用して整備された札幌市の文化芸術施設です。
国内外のアーティストなどが滞在し、制作や調査、研究を行うアーティスト・イン・レジデンス(AIR)の拠点となっています。
意外なのが、アーティストだけの施設ではないこと。
1階ロビーは天神山緑地利用者の無料休憩所として開放されており、一般の人も立ち寄れます。散歩の休憩、読書、勉強などにも利用できます。
ちなみにこの日は誰もおらず清掃中でした。

さっぽろ天神山アートスタジオの開館時間
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開館時間 | 8:45~21:00 |
| 休館日 | 毎週月曜日 |
| 月曜が祝休日の場合 | 翌平日休館 |
| 年末年始 | 12月29日~1月3日 |
| 所在地 | 札幌市豊平区平岸2条17丁目1-80 |
最新情報は公式サイトで確認してください。
天神山には平岸リンゴの歴史を伝える文学碑もある
天神山周辺は、かつてリンゴ栽培で栄えた地域です。
現在の住宅街からは想像しにくいですが、かつて天神山からは一面に広がるリンゴ園を見ることができたとされています。
その歴史を伝えるものとして園内には、
石川啄木の歌が刻まれた「平岸林檎園記念歌碑」と、札幌出身の劇作家・久保栄の「林檎園日記」文学碑があります。

園内には石川啄木や久保栄に関連する文学碑があります 2026年8月撮影
自然散策だけでなく、平岸の歴史を知りながら歩くのも天神山緑地の楽しみ方です。
桜や梅も楽しめる天神山緑地
天神山緑地には藤だけでなく、ウメや桜なども植えられています。
1990年には平岸開基120年を記念して桜が植樹されました。
札幌市も、春になるとウメ、桜、藤などが順に咲く場所として天神山緑地を紹介しています。
そのため、春から初夏にかけては特におすすめの時期といえそうです。
天神山緑地には無料駐車場がある
車で訪れる方にとって重要なのが駐車場です。
天神山緑地には公園利用者向けの駐車場があります。

公園情報では通常の駐車スペースは約25台、料金無料、利用時間は6:00~21:00と案内されています。藤や桜の開花期には、臨時駐車場が開設される場合もあります。
ただし、季節や管理状況によって運用が変わる可能性があります。
特に花の見頃には混雑が予想されるため、公共交通機関の利用も検討するとよいでしょう。
天神山緑地へのアクセス
天神山緑地は札幌市営地下鉄南北線の澄川駅・南平岸駅の中間付近にあります。
さっぽろ天神山アートスタジオの案内では、
- 澄川駅から徒歩約11分
- 南平岸駅から徒歩約14分
とされています。
車で行ける一方、地下鉄から歩いて訪問できるのも便利です。
まとめ:天神山緑地は自然・歴史・アートを一度に楽しめる
実際に天神山緑地を歩いてみると、「緑地」という名前から想像する以上に見どころの多い場所でした。
特に印象的だったのは、
- 樹齢200年を超えるといわれる天神藤
- 池のある日本庭園
- 札幌市街を望める展望スペース
- さっぽろ天神山アートスタジオ
- 平岸リンゴの歴史を伝える文学碑
- 木々に囲まれた散策路
- 子どもが遊べる遊具
です。
自然だけ、歴史だけではなく、自然・文化・アート・地域の歴史が一つの場所に集まっているのが天神山緑地のおもしろさです。
札幌市内で静かに散策できる公園を探している方はもちろん、藤や桜を見たい方、平岸の歴史に興味がある方にも一度訪れてほしい場所です。
