札幌市豊平区平岸の天神山周辺には、いくつもの神社や歴史スポットがあります。
その中でも少し珍しいのが、平岸天満宮・太平山三吉神社です。
現地へ行ってみると、入口には「平岸天満宮」と「太平山三吉神社」という2本の社号標が並んでいます。
「2つの神社が隣同士にあるの?」と思うところですが、現在は同じ境内・社殿に神様が祀られています。
今回は街角タイムス取材部が実際に参拝して、境内や社殿、御祭神、御朱印、アクセスなどを現地写真とともに紹介します。
平岸天満宮・太平山三吉神社は札幌市豊平区平岸にある
平岸天満宮・太平山三吉神社は、札幌市豊平区平岸の天神山緑地に隣接する場所にあります。
札幌市が公開している「天神山MAP」でも、天神山周辺の代表的な歴史スポットとして平岸天満宮が紹介されています。天神山には相馬神社もあり、神社巡りと公園散策を一緒に楽しめるエリアです。
参拝情報サイトでは所在地を北海道札幌市豊平区平岸2条16丁目3-2と案内しています。
「平岸天満宮」と「太平山三吉神社」は同じ場所?
現地で特に印象的なのが、入口に並ぶ2本の社号標です。

こちらには「平岸天満宮」。

もう一方には「太平山三吉神社」と刻まれています。
現在は、平岸天満宮と太平山三吉神社が同じ社殿に祀られているという珍しい形になっています。
境内の社殿正面にある扁額をよく見ると、
「太平山三吉神社
平岸天満宮」
と両方の名前が記されています。

これを見ると、2つの神社が一緒に祀られていることが現地でもよく分かります。
平岸天満宮の歴史|天神山という名前の由来にもなった神社
平岸天満宮の歴史は明治時代までさかのぼります。
札幌市が公開している天神山の歴史では、1903年(明治36年)に平岸天満宮が建てられたとされています。さらに、天満宮の神様が「天神さま」と呼ばれていることから、この一帯がいつしか「天神山」と呼ばれるようになったと紹介されています。
つまり「天神山」という地名そのものと深く関係する神社です。
地域資料では、南部源蔵が故郷・福岡県の太宰府天満宮から御分霊を迎えたことが平岸天満宮の始まりとされています。後に秋田県の太平山三吉神社総本宮から御分霊を迎え、現在の形になったと伝えられています。
石段と鳥居を進んで境内へ
入口から社殿までは石段が続きます。

木々に囲まれた参道なので、平岸の住宅街のすぐ近くとは思えないほど静かです。
さらに上へ進むと、もう一段階石段があります。

実際に歩くと少し高低差がありますが、天神山らしい雰囲気を感じられる参道です。
御祭神は菅原道真公・三吉霊神・十二山岳之神
現地の御祭神案内には、
- 三吉霊神
- 菅原道真公
- 十二山岳之神
と記されています。

平岸天満宮で祀られている菅原道真公は、全国の天満宮で「学問の神様」「天神さま」として知られています。
そのため、受験や資格試験などの学業成就・合格祈願を目的に参拝する人にも向いた神社です。
一方、三吉霊神を祀る太平山三吉神社は、秋田の信仰にルーツを持ちます。秋田県神社庁では総本宮の三吉霊神などを紹介しています。
鳥居越しに見える社殿が美しい
参道を上りきると、木々の奥に社殿が現れます。

鳥居越しに社殿が見えるこの場所は、今回撮影した中でも特に雰囲気の良いポイントでした。
手水舎で清めて参拝
社殿の近くには手水舎があります。

龍の口から水が出る、神社らしい造りになっています。
木々に囲まれた平岸天満宮・太平山三吉神社の社殿
こちらが社殿です。

周囲を木々に囲まれており、市街地の神社とはまた違った静かな空気があります。
社殿の周囲には多くの絵馬も奉納されていました。

学問の神様・菅原道真公を祀る平岸天満宮らしく、合格祈願などで訪れる人がいることもうかがえます。
平岸天満宮・太平山三吉神社の御朱印はある?
「平岸天満宮 御朱印」「太平山三吉神社 御朱印」で探している人も多いと思います。
御朱印情報サイト「ホトカミ」では、現在も御朱印ありとして掲載され、2026年6月には書置きで授与されたとの参拝投稿が確認できます。
ただし、御朱印の授与方法や受付状況は変更される場合があります。
御朱印を目的に参拝する場合は、当日の案内を確認してから訪れるのがおすすめです。
境内には「天神山稲荷神社」もある
今回境内を歩いていて見つけたのが、もう一つの小さな神社です。
扁額には「天神山 稲荷神社」と書かれています。

平岸天満宮・太平山三吉神社だけを見て帰ると気づきにくい場所なので、参拝時には境内を少し歩いてみるのがおすすめです。
駐車場は?車で行く場合
平岸天満宮・太平山三吉神社は天神山緑地に隣接しています。
御朱印情報サイトでは神社参拝者専用ではなく、公園側の駐車場があると案内されています。
ただし、神社専用駐車場として利用できるという意味ではないため、車で訪れる場合は天神山緑地の駐車場利用時間やルールを事前に確認しておくのが安心です。
アクセス|南平岸駅・澄川駅から徒歩圏内
平岸天満宮・太平山三吉神社は、地下鉄南北線の南平岸駅または澄川駅から徒歩で向かえる場所です。
参拝情報では南平岸駅からアクセス可能な神社として案内されています。
天神山緑地や相馬神社まで一緒に巡るなら、
平岸天満宮・太平山三吉神社 → 天神山緑地 → 相馬神社
という散策コースもおすすめです。
中央区の「三吉神社」とは別なので注意
札幌で「三吉神社」と検索すると、中央区南1条西8丁目にある札幌三吉神社も出てきます。
こちらは今回紹介している平岸の太平山三吉神社とは別の神社です。
中央区の札幌三吉神社は明治11年に秋田の三吉神社の御分霊を祀ったことに始まる神社で、現在も南1条西8丁目に鎮座しています。
Googleマップなどで検索するときは、
「太平山三吉神社 平岸」
「平岸天満宮」
と検索すると間違いにくいです。
平岸天満宮・太平山三吉神社の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 平岸天満宮・太平山三吉神社 |
| 読み | ひらぎしてんまんぐう・たいへいざんみよしじんじゃ |
| 所在地 | 北海道札幌市豊平区平岸2条16丁目3-2 |
| 御祭神 | 菅原道真公・三吉霊神・十二山岳之神 |
| 御朱印 | あり(授与状況は現地確認推奨) |
| 周辺 | 天神山緑地・相馬神社 |
| 最寄駅 | 地下鉄南北線 南平岸駅・澄川駅 |
| 駐車場 | 天神山緑地側の駐車場情報を要確認 |
所在地・御朱印等の参拝情報は最新情報サイトも参照しています。
まとめ:実際に参拝して感じた平岸天満宮・太平山三吉神社
平岸天満宮・太平山三吉神社は、札幌の住宅街にありながら、石段を上るにつれて空気が変わっていくような場所でした。
特に印象的なのが、入口に並ぶ「平岸天満宮」と「太平山三吉神社」の2本の社号標です。
さらに境内には天神山稲荷神社もあり、1か所で複数の神社を参拝できます。
平岸天満宮は、現在の「天神山」という名前にもつながる地域の歴史的スポットです。天神山緑地や相馬神社と一緒に巡れば、平岸周辺の歴史と自然をより深く楽しめます。札幌市も天神山地区を、平岸天満宮や相馬神社などがある地域として紹介しています。
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