北海道夕張郡栗山町の栗山天満宮を街角タイムス北海道取材部が訪ねました。
大きな石造鳥居をくぐると、石畳の参道が朱色の社殿へ一直線に続きます。御祭神は学問の神として知られる菅原道真公。公式由緒では、1891年に栗山神社として小社殿を建て、太宰府天満宮の分霊を奉祀したことが始まりとされています。
境内には流造の社殿、自然石を生かした手水鉢、狛犬、由緒を伝える石碑があり、9月には例大祭の幟が立ちます。栗山公園に隣接しているため、公園散策とあわせて参拝しやすい場所です。
この記事では、2026年9月の現地写真18枚を使い、栗山天満宮の歴史、御朱印、駐車方法、例大祭、境内の見どころ、栗山駅からのアクセスを案内します。
栗山天満宮の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 栗山天満宮 |
| 所在地 | 北海道夕張郡栗山町桜丘2丁目32番地1 |
| 御祭神 | 菅原道真公 |
| 創建 | 1891年(明治24年) |
| 例祭日 | 9月25日 |
| 社殿様式 | 流造 |
| 御朱印 | 9時~12時・13時~16時。初穂料500円 |
| 駐車場 | 専用駐車場なし。公式案内では境内車道へ駐車 |
| JRアクセス | 栗山駅から徒歩約10分 |
| 問い合わせ | 0123-72-1370 |
| 情報確認日 | 2026年9月22日 |
境内入口では、石造鳥居と「栗山天満宮」の社号標が並びます。鳥居の向こうに社殿が見えるため、初めてでも参拝の方向が分かりやすい境内です。
御祭神は菅原道真公|学問・至誠・厄除けの神様
栗山天満宮の御祭神は菅原道真公です。公式サイトでは「学問・至誠・厄除けの神様」と紹介されています。
天神さまと25日の関わりは深く、栗山天満宮では1月25日に初天神祭、4月25日に祈年祭、9月25日に例大祭が執り行われます。合格祈願だけでなく、厄祓い、家内安全、交通安全、安産、七五三などの祈願も公式サイトで案内されています。
取材時には、梅鉢紋と「栗山天満宮」の文字を入れた赤い幟が境内入口に立っていました。梅は菅原道真公との縁が深く、社殿の幕や扁額にも梅の意匠が見られます。

栗山天満宮の歴史|栗山神社から現在の天満宮へ
北海道神社庁と栗山天満宮公式サイトの由緒を整理すると、神社の歩みは次のようになります。
| 年 | 主な出来事 |
|---|---|
| 開拓初期 | 夕張川沿いの開拓者が森林内に祭壇と小祠を設けて崇拝 |
| 1891年 | 栗山神社と称して小社殿を建築。太宰府天満宮の分霊を奉祀 |
| 1925年 | 社殿と拝殿を大規模に造営 |
| 1929年 | 村社へ昇格 |
| 1952年 | 宗教法人法に基づき栗山天満宮へ改称 |
| 1964年 | 栗山稲荷神社の稲荷大神を合祀 |
| 1969年 | 現在地に新本殿、拝殿、社務所を造営 |
栗山という地名が広がる過程や鉄道開通の時期とも重なるため、栗山天満宮の由緒は町の開拓史を知る手がかりにもなります。
周辺の歴史をさらに確認するなら、栗山町開拓記念館の記事とあわせて読むと理解が深まります。
石畳の長い参道を歩く
境内の印象を決めているのが、鳥居から社殿まで続く長い石畳です。両側には石灯籠と樹木が並び、振り返ると鳥居の向こうに道路と町の景色が見えます。
取材日は空が高く、境内には静かな時間が流れていました。例大祭の日には多くの参拝者でにぎわう場所ですが、平常時には参道の軸線や灯籠の配置を落ち着いて見ることができます。

参道を正面から進むと、緑青色の屋根と朱色の柱を持つ社殿が徐々に大きく見えてきます。境内が平坦で見通しやすいことも特徴です。

自然石を生かした手水鉢
参拝前に目を引くのが、大きな自然石を生かした手水鉢です。岩の表面には複数のくぼみがあり、水がたまる姿そのものが境内の景観になっています。
現地の水が常時使用できるか、柄杓を使えるかは時期や管理状況で変わります。水が出ていない場合は無理に使用せず、境内の案内に従ってください。

少し離れて見ると、屋根の下に大きな石が据えられている全体像が分かります。一般的な四角い水盤とは異なるため、境内の見どころとして写真に残したくなる場所です。

朱色の流造社殿と狛犬
北海道神社庁は、栗山天満宮の社殿様式を流造と記載しています。正面から見ると、緑青色の屋根、反りのある軒、朱色と白を基調とした外観が青空に映えます。
現在地の本殿、拝殿、社務所は、1969年に造営されました。創建時の小社殿そのものではなく、移転と造営を経て現在の景観になっています。

社殿前には左右一対の狛犬が置かれています。低い位置から社殿と重ねて見ると、狛犬の輪郭と屋根の曲線が呼応して見えます。

近くで見ると、狛犬はたてがみや尾、脚部まで立体的に彫られています。参拝動線をふさがない位置から静かに観察してください。

拝殿で参拝|梅鉢紋と扁額を見る
拝殿正面には賽銭箱、鈴、注連縄があり、内部にも梅鉢紋が並びます。参拝時はほかの人を写し込まないよう配慮し、祭典や祈祷中は神職の案内を優先してください。

頭上の扁額には「栗山天満宮」と書かれ、上部には梅鉢紋が配されています。朱色の梁や木格子の天井とあわせて、拝殿の意匠を確認できます。

境内には、願い事を記して納める「祈願文」の案内もありました。
家内安全、商売繁盛、安産、厄祓い、交通安全、学業成就、合格祈願などが例示されています。利用方法や初穂料は、現地掲示を確認するか社務所へ尋ねてください。

栗山天満宮の御朱印|受付時間と初穂料
栗山天満宮公式サイトでは、御朱印を参拝後に受けるよう案内しています。
| 項目 | 2026年9月22日の公式案内 |
|---|---|
| 初穂料 | 500円の志 |
| 授与時間 | 9時~12時・13時~16時 |
| 受付休止 | 12時~13時 |
| 神職不在時 | 台紙での頒布となる場合あり |
| オリジナル御朱印帳 | 1冊2,500円の志・御朱印料込み |
御朱印帳には、菅原道真公が愛した梅にちなみ、紅白の梅が施されています。
受付時間や初穂料は変更される可能性があるため、遠方から御朱印を目的に訪れる場合は、社務所へ事前確認すると安心です。
駐車場|専用区画はなく境内車道へ駐車
栗山天満宮公式サイトは、専用駐車場はないと明記し、参拝者には境内の車道へ車を停めるよう案内しています。
一般の有料・無料駐車場のように区画や台数が示されているわけではありません。境内行事、祈祷、除雪、混雑によって停められる場所が変わる可能性があるため、現地の表示と神社の誘導を優先してください。

とくに例大祭期間は渋滞が予想され、公式サイトも公共交通機関の利用を呼びかけています。近隣店舗、栗山公園、私有地の駐車場を、神社参拝用と判断して無断利用しないでください。
例大祭は9月24日から26日|本祭は25日
栗山天満宮の例祭日は9月25日です。
年中行事では、9月24日に宵宮祭、25日に本祭と神輿渡御、26日に後日祭が行われると案内されています。
2026年の例大祭は9月24日(木)から26日(土)までの3日間です。公式発表では、松前神楽、神輿渡御、太鼓、こどもみこし、栗山傘踊りなどが予定されています。
2026年の主な祭典・奉納行事
| 日付 | 主な内容 |
|---|---|
| 9月24日 | 16時 少林寺拳法奉納演舞、17時 宵宮祭、18時 松前神楽奉納 |
| 9月25日 | 7時30分 本祭、8時40分 神社発御、18時~20時30分 氏子神輿会の神輿渡御 |
| 9月26日 | 10時 後日祭、11時 みのり太鼓、15時~17時 こどもみこし、18時30分 栗山傘踊り |
祭典時刻や催しは年度によって変わります。翌年以降はこの表を流用せず、必ず栗山天満宮公式サイトの最新発表へ差し替えてください。
境内の石碑から歴史をたどる
境内には大きな石碑があり、栗山天満宮の歩みや奉納の記録を伝えています。表面は光や樹木の影で読みにくい箇所もあるため、本文では碑文全体を推測して転記せず、公式由緒で確認できた歴史を中心に紹介します。

石造鳥居の柱には「昭和四十四年九月吉日建立」と刻まれています。1969年に現在地へ本殿、拝殿、社務所を造営したという公式由緒とも時期が一致します。

鳥居近くの由来碑には、太宰府天満宮に現存する鳥居を原型として建立した旨が刻まれています。碑文は地域の奉納の記録でもあるため、鳥居そのものとあわせて見ておきたい場所です。

栗山天満宮へのアクセス
JR栗山駅から徒歩
北海道神社庁は、JR室蘭本線の栗山駅から徒歩約10分と案内しています。天候、積雪、歩く速さによって所要時間は変わります。
車で行く
公式サイトでは、道央自動車道の江別東ICまたは岩見沢ICから約20分と案内されています。カーナビには「栗山天満宮」または「北海道夕張郡栗山町桜丘2丁目32番地1」を設定できます。
到着後は、専用駐車場を探して近隣を走り回らず、境内車道の案内と現地誘導を確認してください。
バスで行く
公式サイトには、札幌から北海道中央バス「高速くりやま号」、新札幌から夕鉄バスを利用する案内があります。路線、乗り場、時刻は変更されるため、利用日に各運行会社の最新情報を確認してください。
栗山公園とあわせて巡る
栗山天満宮は栗山公園に隣接しています。公園には遊具、保存SL、芝生、季節営業の売店があり、栗山公園なかよし動物園もあります。
神社の駐車案内と公園の駐車場は別です。栗山公園を利用する場合は公園の指定駐車場、神社へ参拝する場合は神社の現地案内に従い、目的の異なる施設へ無断で車を置かないようにしてください。
秋の境内周辺では、コスモスが青空と山並みを背景に咲いていました。参拝後に公園側を歩くと、社殿の朱色とは異なる季節の景色を楽しめます。

参拝時に気をつけたいこと
- 鳥居や参道の中央を占有せず、ほかの参拝者の動線を空ける
- 祭典、祈祷、神事中は神職の案内を優先する
- 社殿内部や授与所を撮影する前に、撮影禁止表示や職員の指示を確認する
- 御朱印は参拝後に受け、12時~13時の受付休止時間を避ける
- 境内車道へ駐車する際は、参道、社務所、緊急車両の動線をふさがない
- 例大祭期間は混雑と交通規制を見込み、公共交通を検討する
- 石碑や奉納物へ触れたり、上に物を置いたりしない
御朱印、祈祷、祭事、撮影の詳しい条件は変更される場合があります。目的がある場合は、栗山天満宮社務所へ事前に確認してください。
栗山天満宮のよくある質問
栗山天満宮の御祭神は誰ですか?
主祭神は菅原道真公です。1891年に栗山神社として小社殿を建て、太宰府天満宮の分霊を奉祀したと公式由緒に記されています。栗山稲荷神社の稲荷大神を合祀した歴史もあります。
御朱印を受けられますか?
受けられます。
2026年9月22日の公式案内では、初穂料は500円、授与時間は9時~12時と13時~16時です。12時~13時は受けられず、神職不在時は台紙での頒布になる場合があります。
専用駐車場はありますか?
公式サイトは専用駐車場がないと案内し、境内の車道へ駐車するよう案内しています。区画や台数は示されていないため、混雑時や祭事日は現地誘導を優先してください。
例大祭はいつですか?
例祭日は9月25日で、恒例の例祭期間は9月24日から26日です。2026年も3日間開催されますが、祭典や奉納行事の時刻は年度ごとに公式発表を確認してください。
栗山駅から歩けますか?
北海道神社庁では、JR栗山駅から徒歩約10分と案内しています。積雪期や子ども連れの場合は余裕を持って移動してください。
合格祈願以外の祈願もできますか?
公式サイトでは、厄祓い、交通安全、安産、初宮詣り、家内安全、商売繁盛、七五三、病気平癒なども案内されています。祈願の予約、時間、初穂料は社務所へ確認してください。
まとめ|栗山の開拓史と天神信仰を伝える朱色の社
栗山天満宮は、1891年に栗山神社として始まり、太宰府天満宮の分霊と菅原道真公を祀る神社です。1969年に現在地へ造営された朱色の流造社殿、大鳥居から続く石畳、自然石の手水鉢、由緒を刻む石碑が境内の見どころです。
御朱印は9時~12時と13時~16時、初穂料500円と公式に案内されています。専用駐車場はなく、境内車道へ停める運用のため、現地表示と神社の誘導を守ってください。
例大祭は9月24日から26日までで、本祭は菅原道真公の縁日に当たる25日です。平常時の静かな参拝と祭りの日のにぎわいでは境内の表情が大きく変わります。参拝後は、隣接する栗山公園や栗山公園なかよし動物園へ歩くと、栗山町での滞在を広げられます。

