北海道積丹町美国にある「黄金岬」。
積丹町といえば神威岬や島武意海岸が有名ですが、美国地区にも積丹ブルーの海を上から眺められる景勝地があります。
それが黄金岬です。
今回は街角タイムス北海道編集部が実際に美国地区を歩き、黄金岬の先端にある展望台まで行ってきました。
ただ、最初から入口がすぐ分かったわけではありません。
積丹町観光センターの方に黄金岬への行き方を聞いてから向かいました。
実際に歩いてみると、入口、山道、階段、案内標識、工事箇所など、地図だけでは分かりにくいポイントがいくつもあります。
この記事では、街角タイムス北海道取材部が実際に歩いた順番に黄金岬までの様子を紹介します。
- 黄金岬の駐車場は積丹町観光センター横を利用
- 黄金岬入口から「チャシナの小道」へ
- 思ったより「山道」だった黄金岬への道
- 展望台までの距離を示す案内板もある
- 取材時には斜面付近で工事も行われていた
- 木々の中を進むチャシナの小道
- 松山千春「ロマンの碑」もある
- 歩くほど積丹ブルーの海が見えてくる
- 海沿いの道は足元にも注意
- 高台から美国港を見下ろせる
- 黄金岬展望台に到着
- 展望台のそばには「黄金岬」の看板
- 黄金岬から見える「宝島」
- 実際に展望台から見た宝島
- 岬からは美国の海岸線も見渡せる
- 黄金岬まで何分かかる?
- 「にしん街道」の痕跡も美国に残っている
- 積丹町へ来たことを感じる小さな風景
- 黄金岬へ行く前に積丹町観光センターへ寄ってよかった
- まとめ|黄金岬は「歩いた先にある積丹ブルー」が魅力
- FAQ
黄金岬の駐車場は積丹町観光センター横を利用
車で黄金岬へ行く場合、まず知っておきたいのが駐車場です。
現地には「黄金岬駐車場」と書かれた案内があります。

積丹観光協会は2026年10月3日現在、茶津側の黄金岬入口には公共駐車場がないため、積丹町観光センター横の公共駐車場を利用するよう案内しています。
街角タイムスも今回は観光センターを訪れ、職員の方に黄金岬への行き方を聞いてから向かいました。
これが実際にはかなり助かりました。
黄金岬には入口が複数あり、初めて訪れる人には少し分かりにくいからです。
黄金岬入口から「チャシナの小道」へ
観光センターで行き方を確認し、黄金岬入口へ。
現地には縦長の木製看板で、「黄金岬入口」と書かれています。

入口だけを見ると、観光地というより山道に入っていくような雰囲気です。
さらに進むと、「黄金岬『チャシナの小道』へようこそ」という案内板があります。

2026年9月撮影
黄金岬へ続く遊歩道は「チャシナの小道」と呼ばれています。
※余裕のある方はぜひ協力金を。
北海道公式観光サイトでは、この名称はかつてニシン漁の拠点を守ったチャシ跡に由来すると紹介されています。
思ったより「山道」だった黄金岬への道
黄金岬という名前から、駐車場を降りてすぐ展望台があるような場所を想像する人もいるかもしれません。
実際には全く違います。
入口からすぐ、階段を上っていきます。

スニーカーなど歩きやすい靴で訪れた方がいいでしょう。
サンダルやヒールなどはおすすめしにくい道です。
展望台までの距離を示す案内板もある
遊歩道には案内標識があります。
取材時に確認した標識には、
「展望台 330m」
「入口 230m」
と書かれていました。

さらに、「松山千春ロマンの碑 この先110m」という案内もあります。
こうした距離表示があるため、途中で「あとどれくらいだろう」と不安になりにくいのは助かります。
取材時には斜面付近で工事も行われていた
今回歩いていて印象に残ったのが、遊歩道途中で行われていた工事です。

斜面付近で作業が行われていました。
写真だけでは工事の正式な内容までは確認できなかったため、本記事では「斜面付近の工事」としています。
このような整備をしてくれているおかげで私たちは観光できているんだと再認識いたしました。感謝です。
なお、積丹町は2026年9月1日から30日まで、黄金岬遊歩道の入口3か所のうち1か所を通行止めとしていました。ただし、黄金岬先端の展望台までは行くことができる状態でした。
参照リンク
今回も展望台までは問題なく歩くことができました。
木々の中を進むチャシナの小道
階段を登りきると、少し歩きやすい区間もあります。

観光客であふれる大型観光施設という雰囲気ではなく、森の中を歩きながら海へ向かっていく感覚です。
木々の隙間から時折海が見え始めると、「かなり高いところまで来たな」と実感します。
松山千春「ロマンの碑」もある
遊歩道の途中には、少し意外なものがあります。
松山千春氏の「ロマンの碑」です。

積丹町の資料によると、この碑は松山千春氏の曽祖父・砂山重太郎氏にまつわる詩を刻んだもので、老朽化を受けて黄金岬遊歩道内の「海を見渡せる高台」へ移設されています。
黄金岬へ向かう途中の、ちょっとした歴史スポットです。
歩くほど積丹ブルーの海が見えてくる
遊歩道をさらに進むと、木々の向こうに青い海が見えてきます。

ここまで来ると、黄金岬まで歩く意味が分かってきます。
海岸から見るのとは違い、かなり高い場所から積丹の海を見下ろせます。
海沿いの道は足元にも注意
展望台に近づくにつれ、遊歩道のすぐ横に海が見える場所もあります。

道自体は整備されていますが、土や石が露出している場所もあります。
また、積丹町は自然遊歩道を散策する際、野生動物との遭遇を避けるため、鈴など音の出るものを携帯するよう案内しています。黄金岬では観光協会で熊鈴の無料貸し出しも案内されています。
高台から美国港を見下ろせる
振り返ると、美国の町と港を一望できる場所もありました。

先ほど訪れた美国港や町並みがかなり小さく見えます。
海だけでなく、美国という町そのものを上から眺められるのも黄金岬の魅力だと感じました。
黄金岬展望台に到着
そして遊歩道の先に現れるのが木造の展望台です。

地上から見ると思ったより高さがあります。
展望台のそばには「黄金岬」の看板
展望台付近には、「黄金岬 ニセコ積丹小樽海岸国定公園」と書かれた木製看板があります。

ここまで来れば目的地到着です。
内部の階段を上っていきます。

展望台上部は屋根付きです。

黄金岬から見える「宝島」
黄金岬の大きな見どころのひとつが「宝島」です。
現地には上空から撮影した宝島の案内板があります。
案内板によると、上空から見るとハート形に見える島です。
積丹観光協会では、宝島にまつわる「チャシナ伝説」も紹介しています。若い男女の悲恋とニシンの大群をめぐる物語が伝えられています。

実際に展望台から見た宝島

こちらが実際に黄金岬から見た宝島です。
上空写真のようにハート形全体を見ることはできませんが、岩肌と緑、そして青い海の組み合わせが印象的です。
写真でも海の色の違いが分かります。
この景色は、実際に遊歩道を歩いて展望台まで来た人だけが見られる黄金岬のご褒美と言っていいでしょう。
岬からは美国の海岸線も見渡せる
宝島だけではありません。
黄金岬周辺からは、美国港や岩礁、海岸線も見渡せます。

神威岬とはまた違った、「港町に近い積丹の海」を感じられます。
黄金岬まで何分かかる?
北海道公式観光サイトでは、黄金岬へ続く遊歩道は約410mと紹介されています。
一方、積丹観光協会では以前、積丹町観光センター横の駐車場から展望台まで徒歩約15分と案内しています。
入口の状況によっては20分程度を見ておいた方が安心です。
ただし、街角タイムスとしては、「所要時間だけで急いで歩かない方がいい」と思います。
途中には、
- 美国港を見下ろせる場所
- 積丹ブルーの海
- 松山千春ロマンの碑
- 案内板
- 宝島
- ベンチ
などがあります。
写真を撮りながら歩くなら、往復も含めて余裕を持った方が楽しめます。
また、神威岬よりも道は広いので歩きやすい印象をうけました。
「にしん街道」の痕跡も美国に残っている
美国地区を歩いていると「にしん街道」と書かれた標柱も確認できました。

黄金岬だけを見ると「きれいな海の景勝地」ですが、美国はニシン漁と深く関わってきた町です。
チャシナの小道やロマンの碑も含めて歩くと、景色だけではない美国の歴史が見えてきます。
積丹町へ来たことを感じる小さな風景
黄金岬を取材中には工事用のネットに貼られていた「ようこそ積丹町へ」と書かれた案内も見つけました。

車で観光地から観光地へ移動するだけでは、なかなか目に入らないものです。
こうした小さな風景も、実際に町を歩く取材だから残しておきたいと思います。
黄金岬へ行く前に積丹町観光センターへ寄ってよかった
今回の取材で特に伝えておきたいのがここです。
黄金岬へ向かう前、街角タイムスは積丹町観光センターの方に行き方を聞きました。
結果として、これは正解でした。
黄金岬には複数の入口があり、さらに取材時は一部通行止めもありました。
ネットで地図を見るだけでは、「ここから本当に入っていいのかな?」と迷った可能性があります。
現地の観光センターで聞けば、その日の状況も含めて確認できます。
黄金岬を初めて訪れる人は、積丹町観光センターを起点にするのが分かりやすいと思います。
※積丹町観光センターについては、街角タイムスで別記事として詳しく紹介しています。
まとめ|黄金岬は「歩いた先にある積丹ブルー」が魅力
黄金岬は、車を降りればすぐ絶景が見える観光スポットではありません。
入口を見つけ、階段を上り、木々の中のチャシナの小道を歩き、さらに展望台へ上ります。
だからこそ、展望台から宝島と積丹ブルーの海が見えたときの印象が強く残ります。
今回実際に歩いてみて印象的だったのは、
「黄金岬という一点を見る」のではなく、そこへ向かう道そのものに美国の歴史や風景が詰まっていることでした。
松山千春ロマンの碑、ニシン漁の歴史を感じる「にしん街道」、眼下に見える美国港、そして宝島。
積丹町観光センターで道を聞いたことも、途中で工事に出会ったことも含めて、実際に現地を歩いたから分かった黄金岬の姿です。
積丹町を訪れる際には、神威岬や島武意海岸だけでなく、美国地区の黄金岬も歩いてみてはいかがでしょうか。
FAQ
黄金岬に駐車場はありますか?
車の場合は積丹町観光センター横の公共駐車場を利用するよう、積丹観光協会が案内しています。茶津側入口には公共駐車場がありません。
黄金岬の展望台まで何分くらいですか?
積丹観光協会では観光センター側から展望台まで徒歩約15分と案内した実績があります。写真撮影や休憩を含めるなら、余裕を持って行動するのがおすすめです。
黄金岬では何が見えますか?
展望台や遊歩道から日本海、美国港、海岸線、宝島などを見ることができます。宝島は上空から見るとハート形に見えることで知られています。
黄金岬へ行く服装は?
遊歩道には土の道や階段、石がある場所があります。スニーカーなど歩きやすい靴がおすすめです。
黄金岬は工事中ですか?
街角タイムスが2026年9月に訪れた際には、遊歩道周辺で工事と立入禁止表示を確認しました。
また、積丹町は9月1日〜30日に入口3か所のうち1か所を通行止めとしていました。これは取材時の情報なので、訪問前に最新の公式情報を確認してください。
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