北海道積丹町の来岸地区にある神威神社を街角タイムス北海道取材部が実際に訪れました。
「神威」と聞くと積丹を代表する観光地・神威岬を思い浮かべますが、神威神社は神威岬そのものではなく、来岸町の道路沿いから山側へ入った場所にあります。
道路沿いに鳥居と「神威神社」の大きな社号標があり、そこから境内へ入っていきます。
実際に参拝してみると、観光地として賑わう神威岬とはまったく違い、木々に囲まれた静かな地域の神社でした。
神威神社は積丹町来岸町にある歴史ある神社
神威神社は、北海道積丹郡積丹町大字来岸町に鎮座しています。
北海道神社庁では、例祭日を7月17日、旧社格を郷社としています。
入口には大きな「神威神社」の社号標があります。

1663年に社殿が再建された歴史が残る
境内入口には神威神社について説明する案内板が設置されていました。

現地案内には、
- 寛文3年(1663年)に神岬で再建
- 現在の社は明治3年(1870年)に神殿とともに建立
などが記されています。
北海道神社庁の由緒では、松前藩時代に神殿が神岬村に創建され、その後、寛文3年に出稼ぎの漁民が社殿を再建。慶応2年には社殿を現在の来岸村へ移したとされています。
参照リンク
道路沿いの鳥居から参拝開始
神威神社の鳥居は道路沿いにあります。

神威岬のように大勢の観光客が歩く場所ではなく、訪問時はとても静かでした。
鳥居をくぐると、すぐに山の中へ入っていくような雰囲気になります。

手水舎も現地で確認
参道の途中には屋根付きの手水舎があります。

手水鉢には「奉献」の文字が確認できます。
神社の入口、社号標、手水舎、社務所と続くため、ここまでは比較的歩きやすい場所です。
神威神社の社務所|御朱印は美国神社へ
手水舎の近くには「神威神社 社務所」と書かれた建物があります。

訪問時、社務所に人影はありませんでした。
そして入口には非常に重要な案内があります。

はっきり、「神威神社の御朱印は美国神社にあります。」と書かれています。
そのため、御朱印を希望する人は神威神社だけで完結すると考えず、美国神社も合わせて確認するのがおすすめです。
街角タイムス北海道取材部では美国神社も実際に現地取材しています。
社殿までは長い石段を上る
ここからが、写真だけではなかなか伝わりにくい神威神社の特徴です。
社殿へ向かうには長い石段を上ります。

実際に歩いてみると、それなりに長さがあります。
神威岬ほど長距離を歩くわけではありませんが、平坦な神社だと思って訪れると少し印象が違うかもしれません。
石段には手すりがあります。
一方、周囲は木々に囲まれ、石段には草や苔が見える部分もありました。

雨の後などは、より足元に注意した方がよさそうです。
石段を上った先に神威神社の社殿
石段を上り切ると、木々の中に神威神社の社殿が現れます。

赤い屋根と木造の外観が印象的です。
観光客が大勢訪れる場所ではなく、この日は周囲も静かでした。

社殿には「神威神社」の扁額
正面上部には「神威神社」と書かれた扁額があります。

北海道神社庁による御祭神は、
- 大綿津見神
- 志那津彦神
- 志那津姫神
- 豊受姫神
です。
神威岬や海と深く関係する地域らしく、由緒には航海安全にまつわる伝承も残されています。
神威神社の神殿は建築美術上も貴重
現地案内板には、神殿全体について、「絢爛豪華を極め、道の文化財に指定される等、建築美術上価値が高い」と記されています。
また北海道神社庁は神殿について、桧材を使い、総色彩漆塗り、浮彫・毛彫、金具・金箔などを組み合わせたもので、北海道では類例を見ない神殿と紹介しています。
今回編集部が外から確認した社殿の印象だけでは、内部の神殿の装飾までは分かりません。
狛犬も残る静かな境内
社殿の前には狛犬もあります。

実際に訪れると、神威神社は「観光名所」というより、積丹の地域に長く残されてきた神社という印象を強く受けます。
境内には石碑も残る
社殿周辺には石碑も確認できました。

こうした境内の石造物も、社殿だけ撮影して帰ると見落としやすい部分です。
街角タイムスでは、実際に境内を歩き、社殿だけでなく周辺の状態も確認しています。
上から見ると石段の長さがよく分かる
参拝後、石段の上から入口方向を見ると、かなり高い位置まで上ってきたことが分かります。

写真中央には手すりがあります。
上りだけでなく、帰りの下りも足元には注意したいところです。
神威神社の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 神威神社 |
| 所在地 | 北海道積丹郡積丹町大字来岸町10番地 |
| 例祭日 | 7月17日 |
| 御祭神 | 大綿津見神・志那津彦神・志那津姫神・豊受姫神 |
| 旧社格 | 郷社 |
| 社殿様式 | 神明造 |
| 御朱印 | 現地掲示では美国神社で授与 |
| 参道 | 石段あり |
| 手すり | あり |
| 手水舎 | あり |
基本情報は北海道神社庁の掲載内容と、街角タイムス北海道取材部がが現地で確認した情報をもとにしています。
神威岬と神威神社はセットで知ると面白い
神威神社の由緒には、神威岬と神威岩にまつわる伝承が登場します。
神威岬へ行っただけでは「神威神社」の存在に気付かない人も多いと思います。
一方、神威神社を参拝してから神威岬を見ると、神威岬・神威岩・海・航海・地域信仰がつながって見えてきます。
街角タイムスでは神威岬も実際に、
- 駐車場
- カムイ番屋
- 女人禁制の門
- 遊歩道
- 岬先端
まで現地取材しています。
帰り際には車のフロントガラスにバッタ
参拝を終え、道路側へ戻りました。

そして車に戻ったところ、フロントガラスにバッタが止まっていました。

特別な意味づけをするような出来事ではありませんが、実際に現地を歩いていると、こうした小さな出来事も取材の記憶として残ります。
神威神社を参拝して分かったこと
実際に訪れて特に印象に残ったのは、社殿までの長い石段と、観光地とは違う静かな雰囲気でした。
入口は道路沿いなので見つけやすいものの、鳥居の先へ進むと木々に囲まれ、一気に雰囲気が変わります。
神威岬へ行く感覚とはかなり違います。
歩く際は、
- 石段がある
- 手すりはある
- 草や苔が見られる箇所がある
- 下りも足元に注意する
という点を知っておくと安心です。
FAQ
神威神社はどこにありますか?
北海道積丹郡積丹町大字来岸町10番地にあります。北海道神社庁では、来岸バス停から徒歩圏と案内しています。
神威神社の御朱印はどこでもらえますか?
街角タイムスが取材した際、現地には「神威神社の御朱印は美国神社にあります」と掲示されていました。対応が変わる可能性もあるため、訪問時は最新の現地案内を確認してください。
神威神社の祭神は?
大綿津見神、志那津彦神、志那津姫神、豊受姫神です。
神威神社の例祭日は?
北海道神社庁によると7月17日です。
神威神社と神威岬は関係がありますか?
あります。神威神社の由緒には神威岬沖の神威岩と航海安全にまつわる伝承が残っています。
神威神社は階段がありますか?
あります。道路側の鳥居から社殿までは長い石段を上ります。手すりがありますが、歩きやすい靴でゆっくり参拝するのがおすすめです。
まとめ|神威岬とは違う積丹の歴史を感じられる神社
神威神社は、積丹町来岸町に鎮座する歴史ある神社です。
現地では、
- 道路沿いの鳥居
- 社号標
- 歴史案内板
- 手水舎
- 社務所
- 長い石段
- 神威神社の社殿
- 狛犬
- 石碑
などを確認しました。
また、社務所には「神威神社の御朱印は美国神社にあります」という掲示もありました。
神威岬だけを訪れる観光では気付きにくい場所ですが、積丹の歴史や信仰まで知りたい人には興味深いスポットです。
何より、実際に道路沿いの鳥居をくぐり、木々の中の長い石段を上って社殿まで歩いてみることで、写真や地図だけでは分からない神威神社の姿を見ることができました。
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