札幌を出発し、豊富町、紋別、網走、遠軽を巡る道北・オホーツク周遊旅。
豊富町の「言問の松」を見学した後、次に向かったのはオホーツク海に面する紋別市です。
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紋別といえば、流氷観光船「ガリンコ号」やカニ、ホタテなどの海産物が有名ですが、街を代表する撮影スポットとして知られているのが巨大な「カニの爪」です。
今回は、カニの爪と、その近くにある「北海道立オホーツク流氷科学センターGIZA」を訪れました。
オホーツク海を背景に立つ巨大な「カニの爪」
紋別市元紋別の海岸近くに、巨大なカニの爪のオブジェが設置されています。
青空に向かって大きく伸びる赤と白のカニの爪は、離れた場所からでもすぐに見つけられるほどの大きさです。
実際に近くで見上げてみると、想像していた以上の迫力がありました。
周囲に高い建物が少ないため、カニの爪とオホーツク海、広い空を一緒に撮影できます。
カニの爪は高さ12メートル、重さ7トン
紋別のカニの爪は、高さ約12メートル、幅約6メートル、重さ約7トンあります。
1983年に行われた「流氷アートフェスティバル」のプロジェクトで、彫刻家や紋別商工会議所、市民によって共同制作されました。
現在は陸上に固定されていますが、完成当時は流氷の季節になると海に浮かべて展示されていたそうです。
オホーツク海の流氷と巨大なカニの爪が並ぶ光景は、現在とはまた違った迫力があったのではないでしょうか。
当時は「鮭の親子」や「ピラミッド型」のオブジェも制作されましたが、老朽化により撤去され、現在はカニの爪だけが残されています。
写真撮影を楽しめる紋別の定番スポット
カニの爪は、紋別を訪れたら立ち寄っておきたい定番のフォトスポットです。
オブジェだけを大きく撮影するのはもちろん、人が手前に立って遠近法を利用すると、カニの爪につかまれたり、持ち上げたりしているようなトリック写真も撮影できます。
訪問日は青空が広がっており、カニの爪の赤色とオホーツク海の青色がよく映えていました。
周辺は開けた場所なので、写真を撮る際は日差しや風への対策もしておくと安心です。
カニの爪の近くにある流氷科学センターGIZA
カニの爪を見学した後は、近くにある「北海道立オホーツク流氷科学センターGIZA」に立ち寄りました。
北海道立オホーツク流氷科学センターGIZAは、流氷やオホーツク海の自然について、見て、触れて、体験しながら学べる科学館です。
施設は「道の駅オホーツク紋別」の案内所にも指定されており、売店や展望室なども併設されています
館内は天候に左右されにくいため、雨の日や風が強い日の紋別観光にも利用しやすい施設です。
夏でもマイナス20℃の世界を体験
流氷科学センターGIZAの大きな見どころが、館内に設けられた「厳寒体験室」です。
厳寒体験室の温度は、真冬のオホーツクを再現したマイナス20℃。
冬の間に採取された本物の流氷が一年を通して展示されており、実際に触れることができます。
短い時間でも、マイナス20℃の中に入ると、顔や手に刺さるような冷たさを感じます。
夏の暖かい時期に訪れると、外との温度差が大きく、より印象に残る体験になりそうです。
防寒着は施設内で用意されていますが、冷気が苦手な方や小さな子どもと一緒に入る場合は、無理をせず短時間で見学しましょう。
大きなシロクマの剥製は迫力満点

厳寒体験室内で特に目を引いたのが、大きなシロクマの剥製です。
後ろ足で立ち上がり、片方の前足を大きく上げた姿で展示されています。
近くから見ると体の大きさだけでなく、太い足や大きな爪、鋭い歯まで確認でき、写真で見る以上の迫力がありました。
氷をイメージした青白い展示空間とシロクマの姿が合わさり、北極圏に入り込んだような雰囲気を楽しめます。
公式資料でも、厳寒体験室の本物の流氷とともに展示されるシロクマの剥製が紹介されています。
氷の中に魚が並ぶ「流氷水族館」
厳寒体験室には、シロクマの剥製だけでなく「流氷水族館」もあります。
透明な氷の中にオホーツク海の魚などを閉じ込めて展示するもので、生きて泳ぐ水族館とは異なる独特の展示です。
魚の形やうろこ、ヒレなどを間近で観察でき、氷の中で時間が止まっているような不思議な光景を楽しめます。
館内では、シャボン玉を凍らせる体験など、マイナス20℃の環境を利用した実験も行われています。
流氷の天使「クリオネ」も展示
流氷科学センターGIZAでは、「流氷の天使」と呼ばれるクリオネも展示されています。
クリオネは、羽を動かすように泳ぐ姿が特徴的な海の生き物です。
体が小さいため、展示水槽を見る際は少し近づいて、ゆっくり探してみましょう。
厳寒体験室のような迫力のある展示だけでなく、小さなクリオネをじっくり観察できるのも、流氷科学センターの魅力です。
ドームシアターではオホーツクの映像を上映
館内には、流氷やオホーツクの自然を大きな映像で楽しめるドームシアターもあります。
常設展示室だけを見学する料金と、ドームシアターを含めたセット料金が分かれているため、滞在時間に合わせて選べます。
時間に余裕がある場合は、展示室とドームシアターの両方を見学すると、流氷が生まれる仕組みやオホーツクの四季をより深く理解できます。
3階展望室からカニの爪を一望
流氷科学センターGIZAの3階には、無料で利用できる展望室があります。
展望室からは、先ほど訪れたカニの爪やオホーツクタワー、周辺の海を眺められます。
天気が良い日には知床半島方面の山々が見えることもあり、流氷の季節にはオホーツク海を進むガリンコ号や流氷原を眺められます。
飲食可能な休憩スペースになっているため、館内を見学した後に休憩する場所としても利用できます。
北海道立オホーツク流氷科学センターGIZAの料金
2026年4月1日から、流氷科学センターGIZAの利用料金が変更されています。
| 区分 | 常設展示室 | 展示室・ドームシアター |
|---|---|---|
| 一般 | 700円 | 1,100円 |
| 高校生・大学生 | 300円 | 500円 |
| 中学生以下 | 無料 | 無料 |
年間パスポートは、一般1,500円、高校生・大学生800円です。
紋別観光案内所では、中学生以下と65歳以上は無料と案内されています。免除や減免には条件がある可能性があるため、対象となる方は受付で確認してください。
カニの爪・流氷科学センターGIZAの基本情報
カニの爪
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | カニの爪(オブジェ) |
| 所在地 | 北海道紋別市元紋別 |
| 高さ | 約12メートル |
| 幅 | 約6メートル |
| 重さ | 約7トン |
| 見学料金 | 無料 |
| 見学時間 | 屋外のため自由 |
| 問い合わせ | 紋別観光案内所 0158-24-3900 |
北海道立オホーツク流氷科学センターGIZA
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 北海道立オホーツク流氷科学センターGIZA |
| 所在地 | 北海道紋別市元紋別11番地 |
| 開館時間 | 9:00~17:00 |
| 最終入館 | 16:30 |
| 休館日 | 毎週月曜日、祝日の翌日、12月29日~1月3日 |
| 電話番号 | 0158-23-5400 |
| 駐車場 | 無料 |
| 備考 | 大型連休、夏休み期間、1月4日~3月31日は原則無休 |
イベントなどによって利用時間や休館日が変更される場合があります。訪問前に公式情報を確認してください。
カニの爪と流氷科学センターは一緒に回れる
カニの爪と北海道立オホーツク流氷科学センターGIZAは近い場所にあり、同じタイミングで回りやすい観光スポットです。
カニの爪だけなら見学時間は10~20分ほどですが、写真撮影を楽しみ、流氷科学センターの展示室やドームシアターも見学する場合は、合計で1時間30分から2時間ほど確保すると余裕があります。
周辺には、ガリンコ号の乗り場やオホーツクタワー、アザラシを見られる施設なども集まっています。
紋別市の観光スポットをまとめて巡る際の拠点として利用しやすいエリアです。
紋別らしさを一度に楽しめる観光スポット
紋別の「カニの爪」は、オホーツク海を背景に巨大なオブジェを撮影できる、街を代表する観光スポットです。
近くにある北海道立オホーツク流氷科学センターGIZAでは、本物の流氷やマイナス20℃の世界、シロクマの剥製、クリオネなどを見ることができます。
屋外で楽しむカニの爪と、館内で流氷について学べる科学センターを組み合わせることで、紋別らしい景色と体験の両方を楽しめました。
紋別を初めて訪れる方は、ぜひセットで立ち寄ってみてください。
豊富町から始まった今回の旅は、紋別を後にして、次の目的地へ向かいます。
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