佐賀県唐津市は、美しい海岸線と歴史ある街並みが調和する観光都市です。中でも「虹の松原」は日本三大松原のひとつに数えられ、約5kmにわたって広がる松並木は唐津の象徴。ドライブや散策でその絶景を楽しめるほか、玄界灘の雄大な海を望むスポットも点在しています。今回は、唐津市で海を中心に楽しむ旅の魅力をご紹介します。
唐津市ってどんなところ?

唐津市は佐賀県北西部に位置し、玄界灘に面した海と山に囲まれた街です。古くから「唐津焼」や唐津城で知られる歴史文化があり、また海の幸に恵まれた漁業の街としても栄えてきました。福岡市から電車や車で1時間ほどとアクセスも良く、日帰り観光地としても人気です。
虹の松原を散策する

虹の松原は唐津湾沿いに広がる松林で、江戸時代に防風林として整備されたのが始まり。現在では約100万本ものクロマツが連なり、青い海と緑のコントラストが美しい景観をつくり出しています。
- ドライブコース:国道202号線沿いを車で走れば、松原と海を同時に楽しめる爽快ルート。
- ウォーキング:松林の中に整備された小道を歩けば、潮風を感じながら森林浴気分を味わえる。
- フォトスポット:松原越しに見える唐津湾の海と砂浜は撮影に最適です。
海辺の絶景ドライブスポット

虹の松原からさらに足を延ばすと、唐津の海岸線には絶景スポットが続きます。
- 呼子方面:新鮮なイカで有名な港町へと続くドライブコース。途中の加部島大橋からは海の大パノラマを楽しめます。
- 七ツ釜:玄界灘の荒波がつくり出した奇岩群で、遊覧船や展望台から眺められる。
- 浜崎海岸:夕日の名所として人気のスポット。
海沿いを走るだけで、玄界灘の雄大さと唐津の自然の力強さを体感できます。
唐津の歴史と文化も楽しむ

海を楽しむ旅に歴史文化を組み合わせるのもおすすめです。
- 唐津城:唐津湾を見渡す名城で、別名「舞鶴城」とも呼ばれる。
- 唐津焼:桃山時代から続く伝統工芸で、ギャラリーや窯元巡りが楽しめる。
- 唐津くんち:ユネスコ無形文化遺産に登録された祭りで、豪華絢爛な曳山が街を練り歩きます。
唐津グルメを堪能

海に面した唐津は、新鮮な魚介グルメの宝庫です。
- 呼子のイカ活き造り:透き通る新鮮なイカは必食。
- サザエやアワビ:地元漁港で味わえる贅沢な海鮮。
- 佐賀牛料理:海鮮だけでなく、ブランド牛グルメも楽しめます。
海辺の食堂や市街地のレストランで、唐津ならではの味覚を堪能しましょう。
季節ごとの楽しみ方

- 春:松原の新緑と唐津城の桜。
- 夏:海水浴やマリンアクティビティ。
- 秋:唐津くんちで街全体が賑わう。
- 冬:透き通ったイカやブリなど旬の魚介を楽しむ。
アクセスと便利情報

福岡市からJR筑肥線で唐津駅まで約90分、車でも高速道路を使えば1時間半ほどで到着します。虹の松原は唐津駅から徒歩圏内にあり、市内観光とあわせて巡りやすい立地です。車を利用すれば呼子や七ツ釜など周辺スポットも効率的に訪問できます。
モデルコース提案

日帰りプラン
- 午前:唐津城見学 → 虹の松原ドライブ&散策
- 昼食:呼子でイカ活き造りランチ
- 午後:七ツ釜遊覧船 → 浜崎海岸で夕日観賞
- 夜:福岡方面へ帰路
1泊2日プラン
- 1日目:唐津市到着 → 唐津城 → 唐津焼ギャラリー見学 → 虹の松原散策 → 宿泊
- 2日目:呼子港で朝市 → 加部島大橋ドライブ → 七ツ釜観光 → 海鮮ランチ → 帰路へ
まとめ

唐津市は、虹の松原をはじめとする美しい海岸線と、呼子や七ツ釜といった絶景スポットに恵まれた街です。ドライブや散策で自然を満喫しつつ、唐津城や唐津焼といった歴史文化も堪能できます。さらに呼子のイカをはじめとする海鮮グルメは旅を彩る大きな魅力。福岡からのアクセスも良く、日帰りから宿泊まで多彩なプランで楽しめる海の旅先です。