太宰府天満宮の一番奥、山手へ進むとたどり着くのが天開稲荷社(てんかいいなりしゃ)です。
「天に道が開け、運気がぐんぐん上昇する」開運の神様として知られ、太宰府随一のパワースポットとも呼ばれます。
2026年1月、太宰府天満宮を参拝したあとに足をのばしてきました。本殿前の賑わいがうそのように人が減り、朱の鳥居が連なる静かな山道が印象的。
この記事では、干支の鈴を鳴らす独特の参拝作法、古墳の石室のような奥の院、御朱印、そして太宰府天満宮からの行き方までまとめます。
天開稲荷社とは|九州最古のお稲荷さん
天開稲荷社は、太宰府天満宮の末社で、鎌倉時代末期に京都の伏見稲荷大社から宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)を分霊して祀ったと伝わる神社です。
「九州最古のお稲荷さん」として親しまれ、社名のとおり「天に道が開ける」ことから、五穀豊穣・商売繁盛・商工業の発展、そして開運・幸福をもたらす神様として信仰されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | 太宰府天満宮 本殿(仮殿)裏手の山上(福岡県太宰府市) |
| 行き方 | 太宰府天満宮の厄晴れひょうたん掛所から約400m・徒歩約10分(上り坂・最後は急な石段) |
| 御祭神 | 宇迦之御魂神(お稲荷さん) |
| ご利益 | 開運・幸福・五穀豊穣・商売繁盛・金運上昇 |
| 御朱印 | 太宰府天満宮の御朱印所(社務所)で拝受【要確認】 |
※参拝作法(鈴の本数)や御朱印の授与は時期で変わることがあります。最新は公式でご確認ください。
太宰府天満宮の奥へ|朱の鳥居が連なる山道

天開稲荷社へは、太宰府天満宮の本殿裏、招福の瓢箪が掛かる一帯から山手へ進みます。
「天開稲荷社→」の案内に従って歩くと、やがて朱の鳥居が連続して現れ、伏見稲荷を思わせる参道に。

周囲には「正一位 天開稲荷大明神」の赤い幟がびっしりと立ち並び、静かながら独特の活気があります。
最後は急な石段を一気に上りますが、階段がきつい場合は手前左の坂道からも本殿へたどり着けます。

道中には赤い前掛けをした狛狐が迎えてくれます。
【写真:入口の道標/大鳥居と石段/狛狐(2026年1月撮影)】
独特の参拝作法|干支の鈴を鳴らしてお参り

天開稲荷社の参拝方法は、ちょっと変わっています。拝殿前には十二支ごとの鈴が並んでいて、まず自分の干支の鈴を鳴らし、そのあと中央の大きな鈴を鳴らしてからお参りするのが作法です。
初めてだと少し戸惑いますが、一緒に参拝する人の干支も分かって楽しい仕掛け。なお、鈴の本数は時期によって変わることがある(一時的に本数が減っていた時期もある)ので、現地の案内に従ってお参りください。
おみくじは金色の「金みくじ」もあり、記念になります。
【写真:朱塗りの拝殿(2026年1月撮影)】
見逃せない「奥の院」|古墳の石室のような岩窟

天開稲荷社でぜひ足を運びたいのが、本殿の左からさらに石段を上ったところにある「奥の院」です。
現地の案内には「奥の院→ 参拾歩(30歩)」の表示があり、その先には大きな石を積み上げた、古墳の石室のような岩窟が。

中に小さな祠が祀られていて、ひんやりとした空気の漂う神秘的な空間です。
ここが「最強のパワースポット」と呼ばれる所以で、天開稲荷社まで来たら必ず立ち寄りたい場所です。
【写真:奥の院への案内/石室の奥の院(2026年1月撮影)】
御朱印について
天開稲荷社の御朱印は、天開稲荷社の現地ではなく、太宰府天満宮の御朱印所(社務所)でいただきます。
参拝の順路としては、太宰府天満宮に参拝→御朱印をお願いしておく、または戻ってから拝受する流れが分かりやすいです。
授与状況や種類は変わることがあるため、当日窓口でご確認ください。【要確認:御朱印の授与場所・種類】
竈門神社へ歩く|赤レンガのトンネルを抜けて

天開稲荷社の周辺からは、次の目的地・宝満宮竈門神社(かまどじんじゃ)へ徒歩で向かう道が続いています。
分岐には「右 お石茶屋/左 かまど神社」と刻まれた古い石の道標が立ち、道中には趣のある赤レンガのトンネルも。

ひんやりとしたトンネルを抜けて歩いて向かうルートは、車では味わえない体験でした。竈門神社は縁結びと紅葉で知られ、天満宮側から約2kmの道のりです。
【写真:「右お石茶屋・左かまど神社」の石道標/赤レンガのトンネル外観(2026年1月撮影)】
まとめ|太宰府に来たら奥まで足をのばして
天開稲荷社は、太宰府天満宮の賑わいから少し離れた、静かで神秘的な九州最古のお稲荷さんです。干支の鈴を鳴らす参拝作法、古墳のような奥の院、開運のご利益と、ここでしか味わえない体験が詰まっています。
太宰府天満宮とセットで、そして時間があれば竈門神社まで、ぜひ歩いて巡ってみてください。参拝作法や御朱印は変わることがあるので、現地の案内・公式もご確認を。
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